夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

畑作業が始まった

2010-04-09 06:57:28 | 私と福祉とであいの旅
 農作業準備である。
 4ヶ月ぶりの畑である。昨年雪解け水の流入を防ぐために、側溝を掘って暗渠を入れた。見事にその効果は現れていて、内心ほっとしている。
 この畑も2年目に入り、今年の作付け内容を設計し始めた。昨年まではうつ病の女性や測量士のYさんなどの参加で何とか乗り切った。今年は農業高校卒業の青年が、スタッフの一人としてそばに居る。彼は小学校のときに不登校になったということで、図体はでかいのだが、なんとも弱々しく頼りない。ボクシング部に所属した彼の戦績は9戦で2勝7敗だった。そのうちの一勝は、不戦勝だから唯一の一勝が光っている。「何で勝てたと思う?」と面接で聞いたら、「怖さを知りませんでした」という回答だった。私はこの一言で、彼を育ててみたいと思った。もし彼の成績が逆であったら、ぼくはおそらく興味を持たなかったと思う。勝者の側の論理では、福祉の世界の視点に立てないからだ。「殴ったら相手が痛いだろうな・・・。」そういう思いを自分が殴られながら思うことこそが、福祉の一つの見方ではないかと思うのだ。
 彼にどうこれから自信をつけさせていくのか・・・それが問われそうである。

入居記念「夕食の集い」

2010-04-09 06:32:44 | ケアホーム「SEEDS」
 4月8日(木)18:00~ケアホーム「SEEDS]にて、入居して初めての「夕食の集い」を催した。保護者・入居者・スタッフを合わせて18名での集いである。入居者の希望できょうのメインディナーはナポリタンパスタ、白玉入りのフルーツポンチ。そして法人からは巻き寿司が差し入れられ、保護者からはおはぎと鶏唐揚げ、野菜サラダ。スタッフのMさんの特技「大阪風たこ焼き」が後から登場して、差し入れのケーキやジュースで満腹状態でした。
 でもなんといってもケアホーム生活が徐々に慣れて、入居した皆さんの表情も明るく楽しそうなのがありがたいことです。
 しかし送り出した側の家族はといえば、N君のお母さんと我が家の前日の心境がなんとも余りにも似通っていたのには驚きでした。日ごろは疎ましくさえ思うことのある子どもたちの喧騒感が、逆にテレビを見ていても空しく感じられ、突然のように遅い来る寂寥感がそこにはあったのです。N君のお母さんは居ても立ってもいられずに、結局夜中に息子の部屋の様子を見に歩いて来たそうです。我々夫婦も「寂しいね」という会話をしていたのです。
 写真はあうんの名物にもなっている「たこ焼き」です。ベテランから初挑戦のスタッフHさんに、たこ焼きテクニックの指導を受けている場面です。おなかがいっぱいだと思いつつも、結局またたこ焼きをぱくついた皆さんでした。