夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

畑作業

2010-04-10 06:54:57 | 原ヶ平農場
 昨日は風が強く、畑の剪定した枝を燃やせなかった。栗のイガを集め山にして、これもまた燃やさなければならない。ビニールマルチをはがし、一箇所に集める。これは不燃物として処理をする。耕耘機を作業小屋から出して、ガソリンを入れた。起動スイッチを入れ、エンジンの起動用の紐を引いた。二度ほどで何とか始動してくれほっとする。この春からスタッフ一年生のTさんに、耕耘機の使い方を伝授して任せた。私は昨年ズッキーニを植えた畑を鍬で起こす。鍬は鉄製の結構高価なものだったが、こうして耕すときに余計な力がいらないし良く切れる。固い土を一枚一枚はがして行くように、鍬を地面に向けている。早速やって来たのはカラスと桜鳥で、私が起こした土を足で掘り起こしながら、地中の虫を食べようとしている様子が伺える。
 フェンス越しの土塁は地上から3メートルくらいの高さで南から北に向かってそびえており、その土塁の上には百年以上は生きてきた桜の古木が岩木山を眺めるように立っている。その土塁の向こうは弘前の自衛隊の駐屯地で、威勢のよい掛け声が朝から続いている。
 間もなくこの自衛隊の土塁に並んだ桜が今年もまた見事な花を咲かせてくれるだろう。津軽富士と桜は見事な壁紙だ。青い空に生える白い雪を今も湛えている岩木山は、津軽の人々の常に心のよりどころでもある。
 私のこころの深みに横たわっていた黒い不安も、この畑を耕すたびに次第に穏やかさを取り戻していくのを感じている。
 

旅は道連れ・・・

2010-04-10 06:17:03 | 創作(etude)

 散り際の花愛でているこの旅のわれ等夫婦は急がぬ足で

 人生を旅に例えて歩きおる同伴せるきみいつも遅れて

 泣いておる笑っておりぬ怒ってる喜怒哀楽も唐辛子のごと

 とにかくも三十五年を共にせし同伴のきみを称えておこう

 へこたれずゴールせるきみ同伴の三十五年のいたわりの旅