7日は朝から見事な天気、しかし、吹く風は露出している肌がピリピリするほどに冷たかった。この日は作業が重なり、夕食を挟んで仕事が終わったのが21時一寸前。其の足で望遠鏡を引っ張り出し、服装も作業着のまま星見に取り掛かる。 機材を選ぶに当り一寸迷ったがペンタックス105とタカハシD型架台の組み合わせとした。鏡筒はおとめ座ポリマを10㎝で分離出来るか如何かと云うことだったので簡単に決まったが、架台の方は一寸過積載かなという心配が・・・しかし、使ってみると全くの杞憂に過ぎず、がっしりサポートしこの組み合わせはジャストフィットな感じを受けた。21時を少し回った頃より星見開始で、先ずεBooを100倍にて捉えるが、先日の西村20㎝での見え方より数段綺麗な見え方であった。シーイングも先日よりも良かった様だが5/10よりは上ではなかった。口径から来る影響の緩和であろう。次にαCVnに向けるが、こちらは星像も落ち着き時折途切れがちだがジフラクションリングも見えていた。当然、見え方も横綱重星らしく堂々たるものであった。 この見え方ならば結構いけるのではと愈々γVirへ。 100倍で導入するが細長く重星という感じは直ぐに掴める。よ~く見ると分離しているかいないかというところ。アイピースをナグラーズーム3~6に交換したところで、完璧に分離が出来ている。特に4ミリ位置での250倍では口径3インチでもターゲットとなるかなと云う程に完全完璧の分離状態であった。離隔1.28秒(天文年鑑より)とは云っても等光重星は見易いものだ。次回は好条件時、FC76にて試してみようと思う。 その他、μBoo(離隔は大きいが美しい)とθVir(主4等台、伴9等台の光度差の有る重星)と土星(実にシャープに見え透明度が高かった所為か色も非常に綺麗であった)を見て1時間程の短い観望を終えた。ペンタックス105SDHFには1.4×コンバータ使用である。
プロフィール
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- 自己紹介
- 北海道在住。 好きな事、一番は仕事の米作り(栽培及び水稲の観察、鑑賞)二番目として偶に暇を見つけての重星観賞。