晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

昨夜の陣容は三十年前・・・

2007年02月07日 11時32分24秒 | 天文ネタ

Vixents65s2jpg 殆ど星が出ていない状態でしたが、若しかしてに期待し、防寒着に着替えて機材セット。強風で雲が千切りれる部分を10cmF10反射にて探っていきます。全く期待していませんでしたが、以外にも雲はどんどんと切れ始めオリオン座の一角が見え始めてきました。此れだけの強風でありながら星の瞬きが非常に穏やかです。

先ずβOriを捉えますが、星像は絞られて綺麗に伴星が見えます。続けてσも捉え此れ又4星共綺麗に見えました。(引切り無しに雲が押し寄せるので、最も暗い星は見えたり消えたりでは有りましたが)    その後は、ζ(分離)を見てからトラペジウムに向けましたが、雲の飛来が激しくジックリと見ることが出来ず諦めてαCMaへと変更。ジフラクションリングが綺麗に見えます。この冬は本当にオカシイ程気流状態が良いです。しかし、雲の飛来は速く、あっという間に雲の中。次に土星を入れますが、実に素晴らしい見え方でした。カッシーニも良く見え、間も無く衝を迎えるので殆ど本体の影は判らない状態。(250倍が軽々使用可能でした)ここで、65ミリ屈折を出して土星へ・・しかし、口径差は如何ともし難いとつくづく感じます。良く見えはしますが期待感が無いです。毎度観望の度に思うことですが、惑星を楽しむには最低10cmは必要かなと・・・しかし、10cm以下も対象を絞れば活用の場は充分に有りますが・・因みに、65ミリでのαGemは秀逸で、美しいとはこう云うものだと甚く感じました。

今回の機材陣容は30年以上前のスタイルかと思います。電気の類は一切不要なので、セットも撤収も迅速です。この様に落ち着かない天候等ではよく用いる機材及びスタイルです。 使用機材 10cmニュートン反射経緯台TS-65S、アイピースはナグラーズームLVズームのみ。観望時間は雲が全天に覆って観望不能となり、僅か1時間半でした。

この記事についてブログを書く
« ネタ切れ回避策 天文との出... | トップ | 鏡筒置き場と・・・ »