一昨日(9日)は前回以上に晴れ渡っていたが星の瞬きは激しく何となく悪い予感はしていた。21時40分より久し振りのPODからの星見をする。器材は当然タカハシTOA130+EM-200の組合わせにて自動導入での星見である。前回もPODから星見をする予定であったが、屋根に雪が凍結しておりドアのカギ穴も凍結(昼間に溶けた水分が凍結)で開けることが出来なかった。(何時もは昼間の内に雪などを取り除いているのだが準備を怠っていた)今回もカギ穴が凍結しておりトーチーで軽く炙って解決。 望遠鏡カバーを外すのも昨年の9月以来で、此れ又年がら年中置きっ放しのWindowsXP搭載パソコンの電源を入れる。(因みに自宅で使用している4台のWindows7搭載パソコンは遅ればせながら昨年の大晦日にWindows10にアップデートしたが、慣れてない所為か少々使い辛いOSと感じている) 先ずは観望時の画像。
極軸設定等を再設定(昨年9月に回転機構台座を取り付けて設定がズレていたので)し、オリオン座β星を導入する。100倍の視野の中に綺麗に伴星が見えている。しかし、シーイングは決して良くはなく3~4/10位で一寸厳しめの重星は分離が判別出来ない状態であった。オリオン座ζ星も見えていると云うより見ている感じで、この日は比較的広隔の綺麗な重星に絞ることにした。一角獣座ε星、β星、エリダヌス座32番星、おおいぬ座h3945、かに座ι星、φ2星、ζ星(これは主星側が近接重星で、三重星であるが、この日は2星しか確認出来ない)可成り満ちている月の光の所為もあり、色の対比が美しい重星よりも青色系の重星が綺麗に見えた。暗い空では何時も素晴らしいエリダヌス座32番やおおいぬ座h3945、かに座ι星が少々冴えない観え方であった。 丁度3時間になる23時40分に星見を切り上げた。 その他、おおいぬ座ν1星、うさぎ座κ星、α星、オリオン座ρ星を観る。
久し振りの自動導入機能を使っての星見は身体が非常に楽で、無駄な時間と云っては如何かとも思うがロスが少なく、観る対象が多くなるので有効に時間を使うことが出来た。只、多いと記憶に残らない対象も増えるので如何なんだろう・・・ しかし、私は個人的に、記憶(見応え等)に残るような重星は全天で40~50個位かなと思っており、此れで良いのかなとも・・・