晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

古いけど新入り PENTAX-65

2007年06月30日 11時54分54秒 | 天文ネタ

628pen65md_1 最近、我家に仲間入りしたPENTAX-65の紹介を致します。82年製ですから25年程前のものですが、痛みも少なく経年を感じさせない状態です。

対物レンズは3枚玉アポで写真レンズからの応用とのこと。別仕様として2枚玉EDアポクロマートやアクロマート仕様も有りました。口径65ミリ焦点距離700ミリで口径比F10.8の先ず先ず無難なスペックと為っております。 ファインダーは21ミリ6×実視界6度強の余り強力なものでは有りませんが星像はシャープで暗い空の下では充分実用範囲かと思います。但し、タカハシの5×25ミリ9度のファインダーと較べると相当に使い辛いです。 尚、鏡筒の造りは余り良いと思えず華奢で安っぽいです。

特筆すべきは架台の素晴らしさです。非常にコンパクトですが強度は相当に高く使い勝手も同クラスのタカハシを凌ぐのではないかと思うほど。又、付属(別売り)のモータードライブもコントローラー機能がよく考えられており観望が楽しくなるほどです。(ボタンが2段階になっており1段で正転、2段で逆転となっており2×、4×、16×の3スピード)又、当然、極望もついております。そして、もう一点素晴らしいのは三脚の強度が凄いです。タカハシ(P、P2型の木脚)と較べて圧倒的に強いです。(撓みなどは全く感じられない) 又、架台各部のクランプも軽く締めるだけで確りと効きます。

さて、肝心の見え味ですが、星像も綺麗で色も殆ど気に為らない程度です。但し、抜けがイマイチと感じており、これは現在入院中であるFC76の星像を思い出すと相当に感じます。今度、他の65ミリ鏡筒と同条件で較べてみようと思います。後、接眼部は近いうちにオーバーホールが必要かなというところです。 先ず先ずの見え味で架台その他の出来も良く、組上げた状態でも10キロ強の軽量、ひょいと持って移動出来るので、お気軽派の私にはベストな機材と思います。

 

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