晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

満月の下で

2007年07月01日 15時28分11秒 | 天文ネタ

630cas210 仕事の方も完全に一息ついて随分と余裕が出てまいりました。昨日は朝方に雨が降りましたが、その後は素晴らしい晴天となり風は秋を思わせる北西の風が吹き、アッと云う間に少し湿った地面を乾かしてしまいました。 もう二十日以上もマトモな雨が降らずダムの水は底を尽き掛けております。 纏まった雨が欲しいと願うばかりです。

さて、夜は当然のことながら良い天気で煌々と照る満月の下、22時より観望を開始しました。 暫く小屈折機ばかり使っていたので色直しにμ210を使うことにしました。 鏡筒は3時間位外に出していたのでクーリングはバッチリです。先ず、木星に向け小屈折とは大違いな描出力に感嘆。 その後、αScoに向けましたが、中々分離出来ません。星の瞬きは結構あり条件としては良くありませんでしたが、シーイングの谷間を待ちやっと分離出来ました。久しぶりの伴星との対面(2度目)で嬉しかったです。 続いて何時ものεBooやはり20cmになると美しさも格の違いを感じます。次は先日分離出来なかったδCyg何事も無かったかのようにサラリっと分離、そしてオマケに美しい。さて次は何にしようかと思って空を見上げるとりゅう座が真っ先に飛び込んで来ましたので、εDraに向けました。光度差が有りますが綺麗見え方で著名な重星はヤッパリ美しいと納得。もっと光度差のあるηDraに鏡筒を変えました。この気流状態では20cmでも結構厳しいものが有りましたが気流の落ち着いた時には美しく見せてくれました。この頃になりますと眠くて如何し様も無い状態になり、最後は駄目もとで78UMaに向け一寸頑張ってみましたが全く歯が立たず当然と納得してお開きと致しました。機材の片付け間際に月の周辺部をグルリと眺めて撤収です。(高度も低いのでボヨボヨでした) 久しぶりに2時間越えの観望で家に戻るなり爆睡でした。 アイピースはペンタXW10XL14のみの使用でした。

画像はδCygに向いている鏡筒と微かに写っているカシオペア座です。(解るかな~)

 

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