このところ星が出ていても略、星見に出ることが無くなった。風が強いだの、虫に刺されるだの、暑過ぎるだのと・・・。 先月の23日に19時から30分程、手に入れたばかりの12㎝ニュートン鏡で木星、土星、月を見たのみで、盆を過ぎれば稲刈り迄は可成り暇が出来、例年はそれなりに充実した星見を行っているのだが今年は全然である。因みに12㎝ニュートン鏡の観え味は中々良く、気に入っている。
理由はネオワイズ彗星ショック(素晴らしい姿であったので、他の対象がショボく感じて・・・)もあるが、やはり、到達と云うか辿り着いたと云った方がよいか、長年探し求めていたアストロ製5㎝卓上屈折望遠鏡T3を手に入れたことで、望遠鏡行脚が完結してしまったことと思う。 自室の机の脇に置いて、何かの度に覗いたり磨いたりと、そして偶に三脚部分を換えて実際の観望をしたりと・・・
これが、星より望遠鏡好きな者が妙な達成感を覚え、ヒョイとこの様な気持ちに陥るところなのだろう。 但し、望遠鏡好きは星見への意欲は薄れても、器材への意欲は些かも薄れることがないので、パーツ買いはもとより、中古品を物色して不要なものがドンドン増えている。数年前に断捨離しようと随分と休眠中の器材を処分したが、又、元に戻りつつある。
それでも、増殖させないように望遠鏡の小屋に入り器材との対峙にて、未だ微かに残っている分別の心を想起させるようにしている。(もう器材は充分だろう・・・)
先日、手に入れた12㎝ニュートン鏡(日野製)が載っているビクセンGP赤道儀だが、モーターを2軸(両軸)から1軸(赤経のみ)に変えコントローラーをヤフオクで購入して数回使っているが、実に良い!
コントローラーも細身で小さく、電源もUSBモバイルバッテリーで全てにコンパクトで移動作業ではビクセンAP赤道儀と大差ないので、稼働率は積載能力の関係からGPの出番の方が多い。 値段も安いので、買って損は無いモノである。(前回記事の補足として画像も入れた)
と云うことで、今月最初の更新記事とした。