晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

勘弁してくれ

2020年04月15日 21時39分08秒 | 天文ネタ

超繁忙期では無いが、一応繁忙期のこの時期に毎晩の快晴では身体が持たない。13日は昼間に太陽の観望と夕方6時20分よりビクセンA62SSタカハシFC-60FC-50モドキ(鏡筒がFC-50でレンズはスコープテックより購入の口径5㎝ 焦点距離42㎝アクロマートレンズ)にミザールテック製K型経緯台で鏡筒比較等をしながら星見をする。

金星から始めるが、この日は透明度が非常に高く、風も冷たく昼間の風も強かったので観え方に期待はしていなかったが、どの鏡筒でも良い観え方をしておりシンチレーションも良好であった。 夕食迄の時間なので薄明の中での観望となり、重星等は参考にはならないが、やはり、像の美しさスッキリ感など断トツでFC-60が文句無しで頭一つ二つと抜きん出ている。さて次が問題で、星像自体はこの二本の鏡筒とも甲乙つけ難いが、問題は視野の抜けの差があり、FC-50モドキの方がスッキリしている。この日はしし座アルギエバふたご座カストル、北極星、オリオン座リゲル、アルニタクと観たが、北極星、リゲルの伴星はFC-60のみが確認出来、口径とクリアな観え味の差かなと感じた。(薄明の中なので、少しでも遅い方が有利なので参考にはならない)ところで5㎝のテストスターでは有るが難物のアルニタク(ζOri)FC-50モドキが分離出来たことが驚きであった。口径5㎝で分離したのは過去にタカハシTS-50で1,2回あったが、それ以来である。(只、口径5㎝での観望自体もそんなにないが・・・)鏡筒の性能よりも空の条件が良かったからだと思う。この日は19時10分までの50分間の星見であった。

次に昨夕だが、昨日も冷たい北風が強めに吹く一日で空は快晴・・・。この日も昼間に太陽の観察(真っ白の貌)と撮影をし、夕方6時10分よりFC-60とポイントアップのFC-50モドキビクセンAP赤道儀に載せて金星の観望及び撮影をする。

観望はツアイスサイズのタカハシTSオルソ使用で、撮影はアメリカンサイズのニコンNAV7mmを使う。この日は暗くなるにつれて透明度がガタ落ちとなり終了時の19時00分でも1等星よりも明るい星のみ観えただけで、金星以外ではシリウスを観ただけ。それでも、望遠鏡の中のシリウスの輝きは厭きることが無い程綺麗であった。どうも私は面積体は厭きるが、点光源は厭きないようだ。因みに撮影したものは公開するには余りに忍び難いものなのでご容赦を。

実は今日も素晴らしい夜空であるが、夕方の星見は観る対象が限定されるので今日はパス。 さて、窓から外を観ると星々の輝きが・・・。 気象庁が今年の冬は異常気象と発表したが、春のこの天気も異常では無いだろうか? 罰当たりかもしれないが繁忙期の毎晩の星空は勘弁を・・・である。