TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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 地元群馬県の商工会を8商工会に再編へ

2009-12-20 19:43:55 | 地域産業
 群馬県商工会連合会は、現在の48商工会を再編、5年後の2014年度を目であること途に広域ブロックごとに8商工会体制へ集約を目指していることが分かりました。

 商工会は会員数や補助金の減少する中で、組織を合理化し、生き残りを模索しての今回の8商工会体制です。私は、数年前にこの商工会と関わる仕事に携わっていましたが、今、存在意義が問われる組織であることをひしひしと感じました。

 まず、商工会の仕事ですが、会員に対する経営指導、記帳指導、各種保険代行、そして街おこし支援等です。経営指導は各企業の経営レベルが高度化しており、商工会の経営指導員によるものでは物足りなくなっています。また、パソコンソフトの普及しているので記帳指導の意義も少なくなっています。各種保険のインターネット等の普及で個人が簡単にできるようになってきています。


 残るは街おこしですが、地域共同体の崩壊している今一番求められていることなのでしょうが、商工会のみならず、今はNPOなどがその役割を果たすようになってきています。商工会は企業の会員という枠にとどまるので、街おこしに制約があります。

 14年度を目途に8商工会体制に再構築するという計画ですが、民主党の団体を通じた個支援から、直接、個支援への政策転換のなかでどのように生き残り方策を生み出していくのでしょうか。商工会組織は存在は、前途多難だと私は思います。