TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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パナソニック、三洋電機買収し、「グリーン革命」推進へ

2009-12-11 07:50:06 | 経営全般
家電メーカーのパナソニックは10日、三洋電機に対するTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表しました。

 パナソニックは、普通株ベースで発行済み株式数で50.2%を取得、費用は4,038億円で年内にも子会社を完了します。両社の連結売上高を単純合計すると8兆6,600億円となり、国内最大級の電機メーカーが誕生します。

 現在、パソコンや携帯電話に使うリチウムイオン電池の世界シャアは三洋が首位でパナソニックが4位です。車載用2次電池ではトヨタ自動車とパナソニックの共同出資会社が首位で三洋が2位です。

 両社あ、今後、成長が見込まれる環境エネルギー分野に積極投資し、パナソニックの大坪社長は「創業100周年の2018年に世界電機トップの環境革命企業になる」と宣言しています。

 「総花で横並び」といわれ続けた国内電機業界ですが、パナソニックの経営戦略が突破口になりそうです。

 さて、地元大泉町には、三洋電機大泉工場があります。合併により、この大泉工場がどのようになるのか地域経済の点からは気がかりです。
 地元産業経済の振興のためにも、大泉工場が環境エネルギーの産業の中核となってもらいたいものだと私は思います。