TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

「夜と霧」(新訳)」を読む

2009-04-12 17:48:28 | 今週の一冊
 

 フランクルの名著「夜と霧」を読みました。この本は、旧訳と新訳が出版されていますが、今回は新訳を読みました。

 この本は、ユダヤ人の心理学者フランクルが第二次世界大戦中にナチスにより強制収容所に送られた体験を心理学者として著したものです。

 内容は心理学者としての学問的な分析に基づいた記述となっていて、なかなか理解ができない個所もありますが、収容、収容所生活、収容所から解放されての3部からの構成になっていて強制収容された人間の心の様子が精密に分析されています。

 感動する記述は至るところにあるのですが、過酷な状況で以下の記述は何回読んでも読みたい気持ちになります。

 「このひとりひとりの人間にそなわっているかげかえのなさは、意識されたとたん、人間が生きること、生き続けることにたいして担っている責任の重さを、そっくりと、まざまざと気づかせる。自分を待っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するか知っているので、ほとんどあらゆる「どのような」にも耐えられるのだ。

 この記述は「なにかが待つ」と題されています。なにかが待つと自覚することにより人は収容所の過酷さ耐えられたものです。生きていれば未来になにかが待っているという「希望」が苦しみを耐えさせたのです。

 この本を読むのは3回目です。理解できない個所も多いです。今後も旧訳を含め何回も読んでいきたい本です。  


地元華蔵寺公園は桜が散り始めていました

2009-04-12 07:57:41 | 地域文化・地域資源
 地元の桜の名所である「華蔵寺公園」は桜が散り始めていました。桜が散っても5月にはツツジが咲き、多くの人が訪れます。







 この公園内は、桜やツツジのみでなく、あまり知られていませんが、下の写真のような江戸時代幕末の画家であり、勤皇家の金井鳥洲の碑もあります。



 また、公園は総合公園となっていて、陸上競技場、野球場、テニスコート、体育館、プール、弓道場、ソフトボール場が整備されています。

 私の記憶では、野球場が一番最初に整備されました。野球場に小学生のときに、産経(現ヤクルト)と南海(現ソフトバンク)のオープン戦を見たことがあります。南海の野村、産経の浅野(後に巨人)、外国人選手ロバーツなどを覚えています。打球が早くて外野席でみたのですが、ファールが飛んでくるとたいへん怖かった記憶があります。

 その野場は、地元伊勢埼の出身のプロ野球生みの親と言われる鈴木惣太郎にちなみ「鈴木惣太郎球場」と名づけられています。これは地元の歴史を認識させるグッドネーミングだと私は思います。





 総合公園内の一番南側には、八坂用水の顕彰碑があります。八坂用水は地元の水田に恩恵をもたらしてくれた用水です。市民がスポーツに、行楽にと訪れる場所にこの碑があることもいいですね。



 それから、総合公園周辺には、いろいろな飲食店もあります。お好み焼きの「けやき」は有名な店です。唐沢利明と山口智子のサインがあった記憶があります。



 華蔵寺公園には「ひまわり」という観覧車があります。前市長は波志江ふれあい公園に新しい観覧車を設置すると表明して、全国的に有名になったのは記憶に新しいことです。 

 やっぱり「観覧車」は老朽化して故障しがちですが、華蔵寺公園の目玉ですので、観覧車は華蔵寺公園にはなくてはならないものではないでしょうか。