TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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タスポ効果で大手コンビニ決算は最高益

2009-04-10 07:01:24 | 経営全般
セブンイレブンなどの大手コンビニの2009年3月決算は、たばこ自動販売機の「タスポ」の導入によるたばこ売上の増加などにより増収になりました。

 小売業で百貨店やスーパーなどの業態が不振のなか、タスポ効果や節約志向からの家庭で食事する「内食」傾向のための弁当や小口の総菜などを販売するコンビニが好調な数値を出しています。

 セブンイレブンは前年比7.3増%の売上高2兆7,625億円、営業利益5.9%増の1,780億円となりました。ファミリーマートは前年比11.0増%の売上高1兆2,457億円、営業利益17.3%増の335億円となりました。サークルKサンクスは前年比3.6%増の8,908億円、営業利益8.0%増の231億円でした。

 一方、セブンイレブンの親会社セブン&アイは2009年2月期連結決算で売上高前期比1.8%減の5兆6,495億円となり、持ち株会社に移行いて以来の発の減収になっています。サークルkサンクスの親会社の大手スーパーのユニーも2009年2月期決算は、前期比2,1%減の1兆1,902億円となっています。

 コンビニも成熟した業態と言われますが、総合スーパーよりはまだ成長の余地があるようです。昼食を500円で済むコンビニ弁当でますます人が増えているのでしょうか。単品は価格が高めですが、外食よりもコンビニのほうが安くすませます。

 時間節約と価格節約の消費者志向にマッチしたコンビニが今は好調だという結果が出た今年のコンビニ決算数値だったのでしょうか。

 その他きになったこと

1 消費者庁法案が今国会で成立の見通しとなりました。消費者行政を一元的に所管する行政組織が発足する見通しとなりました。
 →消費者の保護を目的とした省庁の誕生ですが、今なぜ消費者庁なにか正直私にはわかりません。

2 7割が仕事にストレスを感じるという群馬労働局の調査結果が出ました。労働者の不安・ストレスの主な内容は「仕事の質(56.0%)」、「職場の人間関係(49.7%)」、会社の将来性(44.2%)」、という結果になっています。
 →働く者にとって、現代は本当にストレス社会であることが調査結果として出たと思います。