あび卯月☆ぶろぐ

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徳山の事件と少年法

2006-09-01 02:04:12 | 社会・世相
徳山市の高専の女子学生殺害事件の容疑者とされる十九歳男子学生が
全国に「指名手配」されたそうです。

しかし、指名手配と言いながら氏名も顔写真も公開されていません。
これでは、一般人から犯人の情報が集まるはずがなく、容疑者の拘束にはまだまだ時間が掛かるでしょう。

名前の顔の公開されないのは言うまでも無く少年法があるからですが、
十九歳も少年法の元に保護されるとは考えてみれば変な話です。
人間、中学生ともなれば善悪の判断くらいつくはずです。

そもそも、現・少年法は終戦直後、戦災孤児や貧困に喘ぐ少年少女を保護するという精神の元に制定されました。
当時は食べ物に困りやむにやまれず犯罪に走る少年少女が多かったからです。
が、今はもうそんな時代ではありません。
今の日本の何処に貧困からやむにやまれず犯罪に走る少年少女が居るのでしょう。

現・少年法はすでにその役割を果たしたと言えます。
今後、保護しなければならないのは加害者の人権よりも被害者の人権です。
せめて、少年法の適応を十五歳くらいに下げるべきだと思います。

至って平凡な主張になってしまいましたが、
今度の事件の報道を見てどうも少年法はズレているなぁ、と思った次第でした。

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2 コメント

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顔写真 (梅沢)
2006-09-03 00:45:03
確かに顔写真もなしに指名手配とはお笑ひ草ですよね。

逆にマスコミはなぜ被害者の顔写真を日がな垂れ流すのでせう。小さな子供が殺された時など、その子の運動会での様子を映したVTR等をやたら流しますが何の意味があるのか、さつぱりわからない。目撃情報を得る為にしても明らかにやり過ぎです。まるで晒し者だ。

国民の「知る権利」云々を隠れ蓑にして、視聴者の好奇心を満たし復讐心を煽る卑劣な商売にしか思へません。

悪事を為すのも他人の不幸で喜ぶのも古今変はらぬ人間の性でせうが、それが正義面してのさばるのは現代の憂鬱なる特徴かも知れません。嫌な時代です。

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恥を知るといふこと (あび卯月)
2006-09-03 02:59:44
>逆にマスコミはなぜ被害者の顔写真を日がな垂れ流すのでせう。



結局、被害者のプライバシーを晒すことによつて視聴率が取れるからでせうね。

仰るやうに「商売」といふことだと思ひます。

それを流すテレビもテレビですが、それを見たがる視聴者も視聴者。

どちらも野次馬根性があるといふことでせう。

が、野次馬根性は人間の性ですから、ある意味では「せむかたなし」とも云へますが、

それを「恥づべきこと」と自覚せずに「正義」の名の元に「報道」するマスコミは罪深い。

被害者のプライバシーをいたづらに晒すことは正義でも権利でもない。

報道するにしてもその点を自覚して欲しいと思ひます。



それにしても、最近はニュース番組もワイドショー化してきました。

嘆かはしいことです。
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