初夏が一番好き

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スダジイ、と    ソラの観音堂       千葉県長生郡 笠森寺と笠森寺自然林

2019-06-27 00:07:24 | みんなの花図鑑

 

永く、深い森に浮かぶ、

ソラの観音堂。

 

(すだ椎)ブナ科シイ属。常緑広葉樹。

新潟県や福島県、栃木県あたりが北限。

関東以北では単に「シイ」と呼ぶ。

花期、5~6月。開花翌年も秋にどんぐりが熟す。

樹高、20mくらいに。

ドーム型の樹形が特徴。

名の由来、椎は、シヒで、強制する等の意味がある。

しいのきは刑具に利用、刑具の木の説。

「素台木(スダギ・しいたけ栽培の台の木)」を語源とし、

素台木の椎の木という説。

また、シイタケ(椎茸)は枯れた椎の木に発生したことから。

 

 

笠森寺(かさもりじ)と笠森寺自然林。

延暦3年(784年)に最澄が開基。十一面観音像が本尊で「笠森観音」と通称。

大岩の上の観音堂は、日本で唯一の建築様式で重要文化財。

現在の建物は文禄年間(1592年-1595年)の再建。

笠森寺周辺の森林は、延暦年間の笠森寺草創当時より禁伐林として保護されてきた、

「笠森寺自然林」として国の天然記念物に指定。

 

 

 

 

クスノキ

(楠) クスノキ科ニッケイ属。

原産地、インド、東アジア。

花期、5月。花径、8mm。

樹高、30mくらいに。

木部を蒸留し、防虫剤、医薬品になる樟脳油を採取。

名の由来、その香りから、奇(くす)しき木、訛ってクスノキ。

 

 

 

トウバナ

(塔花)シソ科トウバナ属。多年草。

本州以西の山間部や谷間、東南アジアに分布。

花期、5~8月。花径、5mmくらい。
草丈、30cmくらいに。

名の由来、塔のような花穂から。

 

 

ヤマアジサイ

(山紫陽花)アジサイ科アジサイ属。

別名、沢アジサイ。

日本原産。

 

 

ノカンゾウ

(野萱草)ユリ科(ススキノキ科)ツルボランワスレグサ属。多年草。

本州以西、東アジアに分布。

花期、6~8月。 花径、8cmくらい。一日花。

草丈、70cmくらい。
薬草、若芽は食用に。

名の由来、萱は忘れるの意。野にある、癒され忘れる草。