小山正明投手の身長、体重に就いてですが、昭和34年の選手名鑑では180cm、64kgとなっておりその後多くの文献では183cm、73kgとされています。選手名鑑の身長や体重は多分自己申告によるものと思われあまり当てにはならないのですが、現役時代の小山正明投手は長身、細身の印象が非常に強いものでした。体の小さいテスト生は不利な扱いを受けると言う記事は、特に昔に於いて多く見かけられましたが、入団テスト時の小山正明投手には多分当てはまらないかと推測します。その後急激に身長が伸びたのでなければ、当時の選手としてはかなりの長身である小山正明投手への、二球団のかなり低い評価の原因は何処にあるのか疑問であります。6、７年後でも申告体重が64kgという体型から、まだ体が出来ておらず且つ鍛えてもプロの選手としての体にはなり得ないと判断したのか、当時の球速は後に本人が異常に自慢するものとはかけ離れていたのか、或いは二球団とも投手の将来性を見る眼力に全く欠けていたのか気になる所であります。