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日米を問わず名選手を紹介。

宮田征典(1)

2013-10-25 13:17:38 | Weblog
昭和37年から44年まで読売ジャイアンツに在籍した実働8年の右腕投手です。私には過大評価の選手として一番最初に浮かぶ選手であります。昭和40年、殆どリリーフとして活躍、164.2イニングを投げ、20勝5敗、防御率2.07、145奪三振という素晴らしい成績を残し、そのリリーフとして登板する時間から8時半の男と名付けられ、その名称は現在でもそれなりに有名かと思います。しかし宮田征典投手が本当に活躍したと言えるのはこの年のみであり、翌年以降4年間の現役生活で10勝を追加しただけの通算45勝の実績を残し引退に追いやられています。もっと言えば昭和40年以外の勝ち星合計は25勝、つまりその他の年度は平均4勝弱に過ぎない投手です。昭和40年、宮田征典投手のみがリリーフとして活躍した様に伝わっているかも知れませんが、実際には中日ドラゴンズの板東英二投手と広島カープの竜憲一投手もリリーフとしてかなりの活躍を見せています。テレビ中継が多い人気球団所属という事で宮田征典投手ばかりピックアップされますが、リリーフ投手として活躍したのは彼一人だけではない事を先ずは知っていただきたく思います。