3388 野球ブログ

日米を問わず名選手を紹介。

24勝0敗vs38勝4敗(2)

2013-10-10 14:12:21 | Weblog
昭和36年、稲尾和久投手は達成当時新記録とされたシーズン42勝という成績を残しています。しかし敗戦数は14を数えています。その年度の稲尾和久投手へのイメージとしては本当によく勝つという感じでした。その2年前の杉浦忠投手のイメージが強く残っていた事もあり、勝ち星数は物凄いがある程度と言っても勝ち星の割には決して多くはないのですが負け星がある為、杉浦忠投手程の強烈過ぎる印象は感じないものでした。少し二人の成績を比較してみます。杉浦忠投手、登板69試合、38勝4敗、勝率0.905、完投19試合、完封9試合、371.1イニング、336奪三振、防御率1.40に対し、田中将大投手、登板28試合、24勝0敗、勝率1.000、完投8試合、完封2試合、212イニング、183奪三振、防御率1.27になります。簡単に言えば率の記録である勝率、防御率以外、積み重ねの記録は全て杉浦忠投手の方が優っています。当時と現在の打者のレベルの違いとか、チーム状況とかは無視して、記録としてどちらが優っているかに触れて行きたく思います。