トシコロのありのままの暮らし


  世田谷カフェとの交信の必要性で、登録しました。それ以外の皆さんもよろしくお願いします。

「神への愛」とイエスの真意の推察

2020-04-25 10:56:18 | 日記
多くの人たちが創造主を深く愛したら、何が起きるだろうか。判らないなりにも、考えてみた。


  「個性や肌の色などの違いがあっても、みんな神の子の同じ人間」と想い合い、連帯するわけである。イエスが戒めの第一条に「神を愛せよ」と述べたのも、そのような理由ではなかったか。実際、当時のユダヤ社会にも、神を自分本位に利用する者や、自分たちの宗教組織を神とする者もいたから。そのような人たちとイエスは対立もしていた。

  実際、以上の通りならば、みんな「神の子」と想い合うわけだから、ささいな対立はあっても、ケンカも起きないだろう。そのように想い合う人たちは強く連帯するし、他の宗教を信じる人たちや無神論者に対しても、「神が作った」と思うわけだから、非常に寛容にもなれる。そのような発想では、宗教戦争などは起きないわけである。諸々の差別も。イエスの真意もそのような者だったかもしれない。でも、誤解された。遠藤周作氏によると、弟子の全員がイエスを誤解し、裏切っていたそうだ。遠藤氏自身も「私も裏切っている」と告白している。イエスの生きていた時もその通りならば、後年は次第に歪みが強まり、1000年もすれば、十字軍戦争とか、ユダヤ差別、植民地支配と歪みが大きくなり、真意は更に伝わらなくなったと考えても当然だろう。後は資本主義にもなった。「神への愛」はすっぽり抜け落ちたか、又は、教会組織=神という狭い発想にもなった。それらは僕の見聞きした島田療育園の挫折とか、牧師のレイプ事件やその隠ぺいにもつながるわけである。

  現代人はお国の別なく、まともに神を信じられなかったり、信じても神を通した連帯はどうしても持てない人たちも多い。難しいが、連帯をしなければ、コロナ対策は勿論、福祉関係もムリだし、教育も成り立たない。諸々の差別問題も解決できないわけである。恋愛も、結婚も、親子の営みも、友情も不可能。次第に精神病も増えていくわけでもある。いきなり「隣人愛」では行き詰まるか、ケンカにもなる。


  今は、人間の遺伝子はほとんどが共通している事が科学的に証明されている。遺伝子が作られたいきさつはまだ科学的に解決されておらず、ましてや、作られた理由などは「神が作った」と今の科学者たちも述べるしかないわけである。つまり、イエスの真意はすでに科学的に証明もされているわけだが。因みに、人間とチンパンジーなどの遺伝子も98%共通しているし、他の動物たちとも元々は共通していた。植物も。科学的な発想を更にすれば、全生物とも連帯しないといけないわけだが。森林やジャングルを切り開くような今の文明は変わる時期になっている事が科学でも証明されているわけである。肉食も考える時期が来るだろう。動物たちを殺す事は何なのかと。それらも人間同士が連帯しないと出てこない問題だと僕は思っている。いきなり愛では、何もできないだろうから。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿