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プロテスタント間の違い・資本主義成立の前説明として

2018-01-09 15:02:52 | 日記
  1980年代後半、放送大学の学習の参考として、M・ウェーバー著「プロテスタンティズムの論理と、資本主義の精神」を読んだ。いわゆる勤勉や、運命予定説などのプロテスタントの精神が資本主義成立の土台の一つになっているという見方である。うなづける点もあった反面、そこに書いてあったプロテスタント思想はルター派や英国国教会とは違う考え方も読み取れたので、当時の僕は変にも思ったものである。確かに、ルター派は運命論的な発想ではないから。その本を読み、同様の想いを持った人たちも日本にはかなりいるのではないか。プロテスタントを一くくりに考えている日本人が多いから。でも、90年代になり、偶然にも、NHKのラジオ講座でカルヴァンの事を聞き、判った。本当はプロテスタントも多くの派があり、それぞれ、考え方が違うわけである。ウェーバーがその著書で述べた「プロテスタント」とはカルヴァン派の事であった。最近まで放送されていたNHK第二放送ラジオの「ルターと宗教改革500年(江口再起)」でも、両派は非常に早くから対立し、たもとを分かった事も述べられている。更には、ルター派の考え方は「神の前」の他、「人の前」の事も協調し、それゆえに貧しい人たちの為の献金や税金も説いたため、北欧諸国の福祉思想にもつながっている事も。そう言えば、アメリカはプロテスタント系の国ですが、カルヴァン派の思想が強いらしく、それ故に北欧諸国みたいに多税で高福祉という発想はないようですね。


  カルヴァンは「救われる人と救われない人はあらかじめ、神によって決められている」と述べました。これが「運命予定説」ですが、その違いはなかなか人には判らないので、それを信じている人は自分が救われれている証拠を色々求めました。その一つに、勤勉を通して得られる収入の事もあり、収入の多いその信者たちは「私は救われている」と思う例が近代期のイギリスやアメリカで増えていったようです。

  今回はここまでです。要するに、M・ウェーバーの指摘した資本主義の土台のプロテスタントはカルヴァン派の事です。又、経済と宗教も本当は深く絡み合っています。




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