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日本の金利0について

2018-01-15 13:22:32 | 日記
  日本の銀行利子がほとんど0になっている自体が長く続いている。無論、貸す金利も非常に低い。金を借りる側は良いかもしれないが、退職金や親の遺産を運用して生きている高齢者や身障者は一見不利の政策に見える。今の日銀や政府の金融政策に怒っている人たちも多い。確かに、銀行利子は高い方がありがたいようにも思えるが、日本に暮らしている人たちはよく考えてみれば良い。今の時点で貸し借りの金利が高くなったら、何が起きるかを。


  今の日本政府は国民から大量の借金を「国債」という形でしている。国債借金を返すために、新たな国債を発行している状態である。国債も金利政策で利子は左右される。つまり、金利が上がると、国が国民に返す金も多くなるわけだ。大量の借金なので、仮に金利を1%だけ上げても、その分、大量の利子も国は支払わなければならない。その場合、そのまま国が破産するか、大量の紙幣を発行し、急場をしのぐようにするしかない。どちらも国民生活は成り立たなくなる。

  国が破産したら、予算も下りないから、政府がまず機能不全に陥る。公立学校、福祉関係、清掃関係などは勿論、間接的に政府が絡んでいる送電や水道関係も業務ができなくなる。警察関係もそうなるから、交通関係も成り立たなくなる。災害が起きても、自衛隊も出動できないと。鉄道なども。つまり、全国民の生活が成り立たなくなる。食べる事もできない人たちが続出する訳である。国家破産は恐ろしいわけだ。

  では、大量の紙幣を発行したら、どうなるか。当然、物凄いインフレになる。ハイパー・インフレである。一度、そうなると物価上昇は止まらないらしい。例えば、握り飯一つが一万円とか。どんなに大量のお金をもっていても、生活できない訳である。過去も。第一次世界大戦後のドイツがそうなり、政治への不信感をドイツ国民は持ち、ナチス台頭の理由の一つにもなった。ハイパー・インフレは生活と政治を破壊する恐ろしいものである。

  ならば、やや不満でも、今の金利0政策の方がマシだと僕には思われる。

  一つ言えば、誰でも判る以上の事だが、政治家や日銀の説明が足らない点である。金利0政策の説明をしっかりして欲しいと思う。ちまたには、金利政策の悪口が流れている訳だし。

最近のニュースによれば、2027年ごろには政府収支も黒字に転じる見通しだが、仮に黒字になっても国債借金は急には減らないから、日本の0金利は当分続くわけである。

  日本が顕著だが、多くの国々も国債借金を大量に抱えている以上、金利0に限りなく近づくわけである。ヨーロッパの中にはすでにマイナス金利を導入した所もあるわけだし。金利の面だけを見ると、中世に戻った感もあるが、無論、中世文化が再来するわけでもないだろう。更には、エコや福祉の尊重と言った、数十年前には見られなかった事も現れている。ルネッサンス期以来の世界文明・文化の転換点にすでになっていると言える。金利が低い時代には、高金利を述べる詐欺師も横行するが、金利で儲ける時代は終わったと思い、頭を切り替えれば、詐欺の被害に合わなくても済むわけである。考えてみれば、高金利だった時代には高齢者や障碍者への年金は非常に少なかった。それを考えれば、0金利でも腹が立たないではないか。良くなった面の恩恵には感謝する事も大切である。とにかく、時代は変わったようである。すでにポスト高度成長の時代に我々はいるわけである。
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