伊藤まつさん追悼文集に、白黒ですが、伊藤まつさんご本人の写真があったので、一月に公開します。これから公開する絵と併せて、ほぼ完璧なイメージを出せるわけです。絵のイメージは強いですが、写真はもっと強烈ですから。
絵の公開に先立つ文が多くて申し訳ありませんが、予告も大切なので。
絵の公開に先立つ文が多くて申し訳ありませんが、予告も大切なので。
これから元患者の伊藤まつさんの絵を二つ公開するが、それに因み、絵の事について色々と想いを馳せている。
ヨーロッパのラスコーという所には、原始時代の人たちの書いた鹿みたいな絵が多数ある。南米など、各地にも。手形みたいなものも。何の目的なのかは、今さら判らないが、時をはるかに越えて、我々の心にも何か訴えるものがあるし、絵は人間にしか書けないから、それを描いた作者たちの事も想ってしまうわけである。絵に込められた彼らの心と我々も通じていると言おうか。まさに、タイム・トラベルである。
また、江戸時代の日本では浮世絵が盛んに作られた。しかも、作者の多くは名もなき庶民であり、同じ時期のヨーロッパの音楽家たちとは違い、殿様や貴族のパトロンなしで作られた。作風も素晴らしく、ゴッホなどが惚れ込んだわけだ。日本人の誇りの一つである。ところが、明治以降の日本社会や多くの日本人は浮世絵の価値を低く見た。外国に送る品物の詰め物にも使ったそうだ。極めておかしい事だと。何故、低く見たのだろう。かと言って、西洋からもたらされた絵画もそれに代わって伸びる事もなかった。日清戦争以降、日本人が軍隊に非常に関心を持ち、軍国主義に次第になって
いった理由の一つもそのような事もあったかもしれない。
少し後のドイツ・オーストリア。若き日のヒットラーは画家になる事を志したが、美大の試験に落ちた。「お前の絵は下手くそだ」とか、徹底的にバカにされたそうである。誰が他人の絵を評価できるだろうか。せめて「美大に入れなくても、絵は描ける。美大に入らなかった画家はいくらでもいる」と言ってやれば良いのに。ヒットラーが画家になれば、勿論、政治の道には入らず、第二次世界大戦も、ユダヤ人虐殺もなかったかもしれない。極めて残念である。ヒットラーの絵をバカにした人たちや、他人の作品をバカにするような気風があったドイツなどの当時の社会にも戦争責任はあると思う。他人の絵はバカにしてはいけない。
絵についての想いは尽きないが、この辺で今回は終える。どんな作品も素晴らしいわけである。また、絵は描かないが、僕が時々公開する直筆の書も、一種の書道であり、僕独特の芸術かも知れないと気が付きつつある。皆さまの多くの「イイネ」から気が付いたわけであり、感謝する。ありがとう。
医者の旧友にあてた報告文二つ
1. 口内炎減少
歯科医の指導により、肺炎予防の目的で、小さなスポンジで舌などを歯磨きの後に掃除してもらっている。それで口内の雑菌が減ったせいもあるのだろうか、最近は口内炎に余りかからなくなった。かかっても、放っておけば治るような軽度のものに。以前は強い口内炎ができたら、漢方薬の黄連解毒湯を飲んで治していたわけだが、最近はそれを飲む事もなくなった。
又、大体、ここ25年間、ミカンを食べると口内炎ができたが、今はミカンを食べてもできないため、食べている。
口内雑菌の件の他、体質変化の為もあるかもしれないが、それについては判らない。
2. 気圧と自律神経
気圧が低くなると、誰でも副交感神経が強まる。僕は特にそうらしく、気圧が低くなる夜は眠れない傾向にある。気圧が相手では、対策も立てられないだろう。成り行き任せしかない。気圧変化に僕は敏感な体質らしい。そのような人も世間にはいるのだろう。
以上。
1. 口内炎減少
歯科医の指導により、肺炎予防の目的で、小さなスポンジで舌などを歯磨きの後に掃除してもらっている。それで口内の雑菌が減ったせいもあるのだろうか、最近は口内炎に余りかからなくなった。かかっても、放っておけば治るような軽度のものに。以前は強い口内炎ができたら、漢方薬の黄連解毒湯を飲んで治していたわけだが、最近はそれを飲む事もなくなった。
又、大体、ここ25年間、ミカンを食べると口内炎ができたが、今はミカンを食べてもできないため、食べている。
口内雑菌の件の他、体質変化の為もあるかもしれないが、それについては判らない。
2. 気圧と自律神経
気圧が低くなると、誰でも副交感神経が強まる。僕は特にそうらしく、気圧が低くなる夜は眠れない傾向にある。気圧が相手では、対策も立てられないだろう。成り行き任せしかない。気圧変化に僕は敏感な体質らしい。そのような人も世間にはいるのだろう。
以上。