小中学生のみなさんへ・２０１６年１２月

　１２月。関東地方は晴れが多いです。空気もかわくため、火がもえやすくなり、昔から関東では冬は火事が多いわけです。雪の多い地方とはべつの大変さが関東の冬にはあるわけですね。江戸時代に、あの大岡越前（おおおか・えちぜん）が火事の対策を行なったことは有名です。火消しの組を作り、「みんなで火事を消そう」とのべました。火事はみなで気を付けて、出さないようにしましょう。
　　
１２月はクリスマスの季節でも。ぼくも小学の時には、クリスマス近くになると学校でクリスマス会が行われました。先生ふくめ、一人一人とくいな歌をうたったり、考えたクイズを出したり。みんなが希望したお菓子も買って、食べたり。ふだんはむずかしいことを教えている先生も、生徒たちといっしょに楽しんで。くわしいようすはおぼえていませんが、楽しそうだった友人や先生の顔が今でも目に浮かびます。みなさんも楽しい思い出を作って下さい。
　
同封したのはぼくが書いたクリスマス・カードと、１１月に世田谷公園に行った時の写真、および、「ゆうじ屋」という食べ物の店の時の写真です。「ゆうじ屋」のオーナーは体が不自由な人で、味見の仕事をしています。味の感覚がすぐれているそうです。ボランティアの人たちに店で働いてもらって。余りお金はもうからないかもしれませんが、オーナーの人は「おいしいものを作る」ことにこだわっています。多くの人においしいものを食べてもらいたいと思っているそうです。そのような人もいるわけです。「ゆうじ屋」で、インターネットで検索（けんさく）すれば、出てきますから、東京に行った時は訪ねてみて下さい。東京都の世田谷区の三軒茶屋という所にその店はあります。

　　それでは、良いクリスマスとお正月をむかえて下さい。
（直筆のクリスマス書は明日公開します）