鎌ちゃんの一日一考

写真と俳句(短歌)に取り組んでいます。
どちらも修行の身ですので、宜しくご指導お願いいたします。

雁風呂

2015-02-17 16:42:47 | 写真俳句

現世は仮の止まり木雁の風呂

(うつしよはかりのとまりぎがんのふろ)

雁風呂=春の季語

秋に飛来するは、途中で休息するために、

木片を運んでくると信じられていた。

春になると、再び落としておいた木片をくわえて

海を渡って帰っていくのだと考えられていた。

海岸にまだ残っている木片があると、

それは日本で死んだ雁のものであるとして、供養のために、

旅人などに流木で焚いた風呂を振る舞ったという。

 

雁風呂や生命貰ひて今を生く

(がんぶろやいのちもらいていまをいく)

 雁の風呂貰ひて今を生く身かな(推敲句)