トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

やむを得ない除伐

2016-04-17 | 今日は真面目に
 植樹した当時は上を確認して植栽などしなかった。その付けが今になって回って大きく育ったコナラをやむなく除伐せざるを得なくなった。
 コナラの梢先端に三相交流高圧線が近づいて、今年の生育で接触が予想されるまでになっている。危険因子は早めに除かなければならないし4本を除伐した。除伐した4本の両外端にある二本は立ち位置が送電線よりやや外れているので、とりあえずは残したが。成長度合いを見ながら処理するかどうか決める。処理するにしても数年程度の余裕はあるだろうが、すべてドングリから育てた樹なのである。
  作業前 ➡  伐採終わり ➡  処理終了

今日のトンボ「羽化盛ん」

2016-04-16 | 小父のお隣さん
 三日月池に立ち寄った。羽化確認のためでなくカサスゲの繁茂状況を見たかっただけなのだが、確認できたのは「カサスゲの処理は先送り」と言う事。繁茂し過ぎているのだがカサスゲの密集している部分にはヤゴが多いのは体験的に承知している。羽化が始まる前に整理しようと思ったのに遅すぎた。
 カサスゲのあちこちに羽化していったクロスジギンヤンマのヤゴの抜け殻が幾つもある。盛期にも見ないほどの密集度だ。と言う現実が目の前にあったのに飛翔体は一匹も見かけていないのが不思議。抜け殻ばかりだったのが残念だと思いつつ写しやすい抜け殻を探していたら運よく羽化途中の一体がいた。
 気負ったせいかピンボケ、残念!。
  羽化途中   抜け殻密集   抜け殻

憧れの女王様

2016-04-16 | 小父のお隣さん
 食草園の柳にオオスズメバチが来ていた。樹液を吸いに来ているとばかり思っていたがそうでもないようで樹皮を齧っている。
 ルリタテハやコノマチョウが集まっている部分に食いついてもいたが分泌物の白いゼリー状の物は大顎から振り払って落としている。何をしたかったのか分からない行動だったが、この時期のオオスズメバチは女王蜂だけに見ごたえがあるとでも言うべきか、ともかく巨大でほれぼれする雄姿だ。

干上がれば絶滅、投入されるも絶滅

2016-04-16 | 水辺環境の保全
 昨秋あたりからひょうたん池の水位が下がり気味で降雨の直後だけ満水になり数日で水溜りを残す状態になってしまう。数年前にベントナイトを投入し漏水は止まって湛水は快調だったのだが、また漏水が始まったに違いない。これは地質・地盤にかかわる事なので堤の強化では解決しない。
 よって今回もベントナイトを投入し漏水を防止する策を打ったのだが、これにより恐らく越冬していたヤゴも他の水生生物も全滅しているだろう。これからモリアオガエル、シュレーゲルアオガエルの産卵、トンボの産卵場所としての一翼を担う場所だから干上がりが常態化させる訳にもいかぬ。
 まあ、生息している生物にとっては表題の様に「干上がるも地獄、散布も地獄」は間違いない状況であるけれど持続的生息を意図するのであれば「損して得取れ」と思うしかない。
 ベントナイトは標準使用量15㎏を投入し撹拌したが、この物質の取り扱いは面倒だ。防護メガネ、防塵マスク、ゴム手袋と肌の露出を極力抑えて投入し撹拌せねばならない。ベントナイトの結晶は針状だから吸い込んでも体表面に付着しても健康上よろしくないのである。
 こんな物質が大量に投入され撹拌されれば水生生物の呼吸機能は停止してしまう事は必至で、干上がっても生存できないしベントナイト投入の水中でも生存は難しい。保全活動の一環だとしても絶滅させてしまう状況は零ではない。
  水位低下 ➡  ベントナイト散布 ➡  攪拌終了

ツチガエル現る

2016-04-15 | 小父のお隣さん
 ツチガエルを撮影できた。一瞬垣間見たのは月初めの頃だったが、撮影できなかったから今回は「撮影許可する」とでも言いたそうにおとなしくしていた。まだ個体数は少なく畔を歩いていると飛び出るほど出回っていない。シュレーゲルアオガエルは生息数も生息域も広がったのが鳴き声で実感できるが、ツチガエルは「蛙飛び出す水辺かな」でしか実感できない。
 別件、先日のアサヒナカワトンボに続き、今日はハグロトンボを視認できたのだが見失ってしまい撮影機会を逸した。

痕跡を消す…

2016-04-15 | 蝶の食草園
 食草園に客土が済んだが運び入れた土の上は裸のままである。ひと夏を越せば草本で覆われるだろうが、それでは食草園として欲しい草本は入ってこない。
 林道の堆積物の上にホトトギスが生えているから、これを移植する事にした。日蔭の湿った場所から日当りのよい場所への移植なので根茎を痛めないようにしたかったのだけれど、これだとホトトギスの生命と小生の汗水が無駄になる恐れがある。
 毎度の事なのだが、周囲の土壌と異なる土壌を持った苗木やポット苗を定植するとおおむね猪の掘り返しにあい無残な結果になるのが通例なのだ。そこで今回は根を洗ってから水際の水分含有量の多い場所に定植してみた。これなら周囲と異なる土壌はないから猪の注意を引かずに済むだろう。
 庭のホトトギスにルリタテハは産卵するのだが食草園の草木にはなかなか産卵してくれない。周囲にはより良い環境の場所があるのが最大の理由だろうけど小生としては「下げ下げ」気分になる現実だ。
 一方、キハダは成長出来ないほど葉を食い尽くされ続けるし、安定的かつ持続的な観察は今のところ夢物語…。
           林道の苗  ➡  根を洗い移植

*春爛漫

2016-04-15 | 感じるままの回り道
       ここかしこ地より声する谷田の春

       目借時耳も借りたし増やしたし

       溜池の水面も萌やす若葉かな

       カワセミの波紋夫婦で池に春

       山は笑み日々絵手紙を我に寄す

抹茶イダー、すごく美味しい!

2016-04-14 | 何よりの楽しみ
 雨は上がったがフイールドはずぶ濡れ状態で、スリップで大怪我の再来も嫌だから家周りの草取りをする。気温も上がっての作業は汗ばむし喉も渇く。そんな時に飲めばきっと美味しいだろうと準備していた飲み物を作り飲んでみた。もう「大当たり」だった。
 抹茶を少しばかりの湯で溶かし冷えたサイダーを加えるだけの手軽さなのに、何杯もいけてしまう口当たり喉越しだった。唯一のデメリットは飲みやすいだけに多量の抹茶を摂取してしまい夜は眠れないのではないかと言う恐れ、もう一つは炭酸水でなくサイダーを使用した事で糖分摂取過多になりかねない、こんな二点だ。
 抹茶特有の苦みは消え濃厚さはあっても飲みやすい。小生の妄想キッチン、たまにはツボにはまる。

スジグロシロチョウの卵

2016-04-14 | 小父のお隣さん
 春の一時だけ出現するツマキチョウ、今期はまだ1回だけで、この時期シロチョウを視認すると注目するのだがほどんどスジグロシロチョウなのだ。
 今回もスジグロシロチョウだったが明らかに産卵行動だと見てとれた。止まっていた葉裏を確認したら2個の卵があった。イヌガラシが食草なのは知っていたが卵を見たのは初めてで、幼虫はまだ見たことがない。ポピュラー過ぎて、まあ見なくても良いか…程度の関心事。
               親指の左側     親指の先

植樹は食樹 2

2016-04-13 | 蝶の食草園
 食草園の客土が済み最初の植樹を終えたが、キハダ、クララなど予定していた樹種の定植が残っていて、混雑を避けるためトンボ池からの浚渫土を客土しながら定植場所を作る。
 ただ購入した苗木全ては植え込めないから、ポットを一回り大きくし植え替え養成した後、拠点斜面に植樹する。食樹はこれで小さな食草園を構成し終えた事とする。後は周辺環境樹としての樹種の定植があるが、今日は見本樹としてのカツラを植えた。
      トンボ池泥土上にキハダ       原っぱ部にカツラ
 

花冷えは虫も冷える…

2016-04-12 | 小父のお隣さん
 予報通り寒い一日になった。日差しがあっても肌寒い。駐車場の石の上にルリタテハとハエが仲良くツーショットだった。
 ルリタテハは翅を一杯に広げ微動だにしない。飛べないほど気温が下がった訳では無いのだろうが、虫とは言え体感温度は小生より一層低く感じたのだろう…と推測。ハエは二匹いたのだが接近する途中で逃げてしまった。

ツマキチョウ見た!

2016-04-12 | 小父のお隣さん
 スジグロシロチョウ3頭が入り乱れていた。「メスの奪い合いか…」と何気に視線を送ったのだが、その中にツマキチョウが居たのである。もつれあいは直ぐに終わり三々五々散って行ったのだが小生はツマキチョウから視線を外せない。1枚撮影したくてケータイを構えていたものの止まる事無く舞い上がってしまった。
 少ない機会なのに写真の一枚も無いのは寂しい限り…。次は何時になるか分からない。

ヤマルリソウ

2016-04-12 | 小父のお隣さん
 ヤマルリソウが満開になって上からは桜の花びらが散ってくる。こんな時間は年間数日だけなのである。それはともかく、撮影しようと花を眺めていて気が付いた。咲き始めはほんのり桜色なのだ。ロマンチックな小生としては桜の花びらから色香を移したように思えたが錯覚か痴呆の始まりかもしれぬ。
 この部分のヤマルリソウは生育場所を広げつつあるのだが、「ここにヤマルリソウがある」なんて知れ渡るにつれコロニーも衰弱していくのだろう。花の盛りを愛でるよりもネガティブな思いが脳裏をよぎる、なんて言わなくても掘り取り易くご婦人好みの植物なのだ。
           花盛り      紅を注す開花初期

鼻糞とりでクソォーな顛末

2016-04-12 | 小人閑居して憮然
 小生、家畜と同居した子ども時代があったから花粉症は無い。とは言え鼻糞の出る時もある。そんな時は優しくホジホジし取り除くのであるが、時には傷つけてしまう事もあった。それが今回、悩まされる結果になってしまった。
 容易に取れたはずだったのに翌日あたりからヒリつき感が消えない。鼻腔が乾燥すると更に酷くなる。薬を塗布したいのだが鼻腔から咽頭へ送られる絨毛運動の存在は知っているから「飲み込んではまずい」薬は塗布できない。
 受診する程の事も無いからと思いつつ、昔からある外用薬を綿棒で塗布してみたが効果なし。また思案して「ピピピッ!」とひらめいたのが口内炎の軟膏だ。「これで決まり」とオリンピック参加決定と同じくらい希望が膨らんだが結果は
 白旗を掲げ薬局で尋ねた。結果は「体内に入れるお薬は法律で販売できません」と丁重でつれないお返事。なんだよぉ、口内炎の薬、咽頭の薬、目薬、飲み薬と体内に入る薬を有り余るほど売っていて、鼻糞をほじくる部位に塗る薬が駄目だなんて、こんな不条理はあるかー。
 なんて言ってみても「保育園落ちた!」ケース程の国民的支持は無く、ハイ、耳鼻咽喉科に行きます。「鼻糞落とした」では駄目だったんです。秘書のせいにも出来ないし…。

オオスズメバチ出た!

2016-04-11 | 小父のお隣さん
 食草園で移植作業をしていた至近にオオスズメバチが来た。今季初見になった。ヤナギの樹液を求めて止まるかと思ったが通り過ぎただけだった。久しぶりに見る女王蜂はでかい!。