トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

キアゲハ初見、タゴガエル初鳴き

2016-04-10 | 小父のお隣さん
 拠点でS先生やS氏とトンボを話題にしていた時の事、キアゲハが近くに舞ってきた。産卵したそうなそぶりでクローバーに降りつつ移動していく。これでキアゲハの初見となった。アゲハ類はジャコウアゲハに次いで2種目である。
 S先生らが去ったあと下から呼んでいると会友が教えてくれたので降りていくとキアゲハが産卵中だった。産卵中の姿は撮らせてもらえなかったけれど産み付けられた卵は撮影できた。産卵位置は葉裏だとばかり思っていたのだが葉の表面にある。S先生に確認したところ普通の事なのだそうな。種類により産卵位置の違いは当然あるのは当たり前だろうが、ややもすると「葉裏」と決めつける自分がいる。ちなみに今回の産卵はミツバだった。

春の混ぜご飯、作ってみたが…

2016-04-10 | 何よりの楽しみ
  茹でて晒す ➡  炒める ➡  出来上がり

 リョウブの芽が萌え出すと「リョウブ飯を食べてみよう」と思いつつ何年過ぎただろうか。リョウブは周囲を見渡せばいくらでもある身近な樹木だけに思ってみても若い葉を摘み採るまでいかなかった。
 今回はふんどしを締め直し清水の舞台から飛び降りる覚悟で摘んできた。軽く塩ゆでしアクを取り2時間ほど水で晒す。晒した水は薄い黄緑色になったがアクなのか葉緑素成分なのかは知らない。
 水気を切ってフライパンで軽く炒めながら塩を振る。出来上がったリョウブの炒め物を炊き立てのご飯に混ぜ込んで食べてみた。正直、ご飯だけのほうが美味しいと思える一品だった。まあ、「ご飯の友」に魚沼産のフキ味噌を乗せたから食べれたようなものである。これでは茶飯のほうが味わいや香りがあるだけ上等だ。
 救荒食材、あるいは増量食材として利用されただけの事はあって「食べられるだけまし!」の評価である。期待はしていなかったのだが、当初のプランではバター炒めにし「ご飯の友」に「生サクラエビ、ワサビ味噌和え」を添えた「グルメ」の予定だった。スーパーに生サクラエビの入荷がなくバターもあえて購入しなかった事は不幸中の幸いだ。
 「春の混ぜご飯」№2に「ダンデリオンライス」を考えていて、侵入してきたセイヨウタンポポを腹に入れようと画策していたのだが、これも無味無臭でおいしくなさそうだからチャレンジお終い…。
 ダンデリオンはお浸しが美味しい!。

植樹は食樹 1

2016-04-10 | 蝶の食草園
 食草園に客土が済み、ようやく植樹作業に入れた。客土した部分に入手した苗木すべてを植える余裕はないから、トンボ池の浚渫泥土を運びつつ植栽域を広げつつの作業である。
 今回はヤマビワ2本、クロウメモドキ2本とオガタマノキを2本、山椒1本だ。建設残土の赤土と沈泥池の粘土質泥土がモザイク状に配置されているから植穴は地盤土と混ぜ合わせて水決めで定植した。真竹で支柱を立て結べば一丁上がりなのだが、一本植えるだけでも工程は穴掘り・砕土撹拌・据え付け・覆土・水決め・支柱立て・誘引と幾つもあって「活着失敗」を避ける手段は見た目ほど簡単ではない。
 春にイベントとして実施される近隣の植樹祭、その多くで枯れ死する幼樹の多さに驚きつつ、その轍は踏まないと思ってしまう。小生も参加したある植樹祭では夏には刈りはらわれて広い草原になっていた事もあった。
 そこは10年以上経ったが原っぱのままである。「こんなもんか…」といつも思ってしまう場所だ。それ以来、イベント植樹には参加せず、少ない本数でも責任の持てる植樹に方針変更した。
  山椒      ヤマビワ1   ヤマビワ2

            クロウメモドキ2本   オガタマノキ2本