トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

減り続けるキンラン

2016-04-18 | 小人閑居して憮然
 キンランの自生地へ開花確認に行った。株の多くは花穂を上げているが満開にはもう数日必要な様子だ。花期には確認のため一回は立ち寄るのだが生息株は年々少なくなっている。竹林内にある事とタケノコ採取の時期と開花時期が同じでタケノコ盗掘者の目に触れやすい。
 竹林内部は既にコクランも含め皆無になって、わずかだけ竹林の外周とトレイル脇に散見するだけになった。このトレイル脇に自生している事も数を減らす要因で、自生しているトレイルの部分は徐竹などしないで歩きにくく成る様に手入れをしないでいるのだが、竹林に入りたい盗掘者達が邪魔だと思うのだろう。三々五々勝手気ままに伐り排除する。
 そのため伐り残しが危なくてしょうがなく、結局は地際から再切断せざるを得ない手間を費やす事になる。保全・保護とは難しいものである。
  開花株   花穂を上げた姿   自生環境

段差工を施す

2016-04-18 | 今日は真面目に
 24時間雨量90mmほどをもたらした春の嵐が去った。もう「雨が来れば水源が気になる」とパブロフの条件反射が成立している小生だ。
 吐水口の確認はせず、必要な資材を積み水源の沢まで向かう。入れるところまでバックで車を乗り入れ、残りは往復とも抱えて運ばざるをえない日になってしまった。
 谷止工を施してから集水升が降雨の度に埋まってしまう事態は減ったのだが維持管理は不可欠で、今回は腰を据えて手入れをする、と言う意気込みである。
 谷止工とした最終段の丸太の堰、これはほぼ集水升と水平にある目見当で設えた部分で、このままでは段下部の浸食は避けられず、河床が下がる恐れがあるから谷止工として1段付け加えた。長尺材を曳き据え杭を打ち固定するだけで本日終了とした。見た目は他愛も無い1段だけれど牛馬のごとく動かねば完成しないのが実態なのである。
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