トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

フユイチゴ色づく

2014-10-21 | 何よりの楽しみ

Photo_2  フユイチゴが色づき始めた。まだ口にしてはいないが十分食べれる熟し具合になっている。

 活動を始めたころは珍しくて、数時間もかけ3㎏ほどを摘み取りジャムに加工したりもしたけれど、この頃は数粒摘まんでおしまいである。必死に摘み取るより絨毯のように広がって熟している様を見ているほうが楽しい。

 おっつけ、おちびちゃんたちが「あかいみ、あかいみ」と群れだすのだろう。いまだイノシシの食害を見ていないが、味を覚えられたら群落はひとたまりもないだろうなあ。


一座の立ち上げ!?

2014-10-20 | 感じるままの回り道

Photo  試作品から本番2体を仕上げ、試作品の扱いをどうしようかと考えた末に「ドキンちゃん」に作り替えてみた。

 胴体、手足は色を変え、頭部は新しく作り、首ふり機構は手直しをして3体目に仕上がったのだが、そこで欲が出て一座の旗揚げのため舞台を用意した。イメージだけで図面は作らず、想定した舞台間口から各部の寸法を追った。

 人形台座の操作レバーを隠すためにセットを置く舞台を10㎝高くして半日で作成した、いわゆる「やっつけ仕事」だが、たまたまフイールドにいた顔見知りの母子グループで試験公演をしてみた。まあ、おおむね好評…、立場上、悪くは言いにくいだろうなあ。


18号台風の余波

2014-10-19 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo  ほっとけず看板を立てた。駐車場北側、沢を挟んだ対岸の急斜面にあるコナラの下部の崩壊が進んだためだ。

 この沢、降水時の出水で水が流れるだけなのだが、今は深い浸食溝になってしまった。両側面は垂直に近い傾斜の堆積層だから崩れやすい事もある。数年前にも一抱えもあるコナラが倒れて処理をしたのだが、今回も傾斜してきた感じがある。

 倒れれば駐車場を直撃する樹高があるし、車の通り道にかかる位置関係でもある。倒れ落ちる時はほぼ一瞬で済んでしまいそうだから、注意喚起の看板を急遽立てた。


急所ばかりを狙われる…

2014-10-18 | 小人閑居して憮然

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 水見回りをするたびに水辺の崩壊が進んでいる。流路の水際や畦、堤の下部などの構造的な破壊をもたらす部分が集中的に崩されている。

 餌を多く確保できる環境を狙っているのは理解できるが、際限もなく補修を続けなければならない後期高齢者にとっては被害甚大、血圧上昇、ため息千斗の事態だ。この矛先を持っていくところなどなく延々と補修は続く。

 三途の河原の「石積み」同様、積み上げては崩され、積み上げては崩される現世の水辺だ。現世から河原にいる気分…。


ほやほや!

2014-10-18 | 小父のお隣さん

Photo  見慣れていない色合いのカマキリの卵床、きっと新鮮なんだろうと指で触れてみたらベトッとした。ケーキのクリームより固かったが指先にくっついてくる。近くに産卵した親がいるかと探してみたが見つからない。

 そもそもカマキリは生涯に何回産卵するのか知る由もないが、時期が時期だけに次の産卵は無いだろう。カマキリつながりで思い出したが、数日前に駐車場でハリガネムシを見かけた。ハリガネムシが出たカマキリはどうなっているのか、これもあずかり知らぬ事柄だ。


ジョウビタキ初見

2014-10-17 | 小父のお隣さん

Photo  拠点道具小屋で作業をしていたら聞き覚えのある鳴き声がする。「カッカ、カッカ」と聞こえる。「ジョウビタキが来た!」とすぐに判った。姿を探すと柿の木の枝の中にいた。

 しばらく注視していたら姿を見せたからケータイで撮った。画面中央、柿の幹を背景に黄色い胸と腰のあたりの白い毛色が確認できる。ケータイではこれが限度で、飛来したばかりだから警戒しているのだろう。とても近寄れる感じではなかった。

 これがシーズン中ほどになると近くまで寄ってくれるし後もついてきたりして、なかなかめんこい小鳥なのだ。兄からもらったデジカメを携帯していたら、もう少し鮮明に撮れたかもしれない。


匠への道「管人形」本番

2014-10-17 | 何よりの楽しみ

Photo_3  先日、試作した管人形の何か所かを改善して2体の人形を完成させた、これがなかなか面白いのである。とてもシーソーレバーを上下させるだけの動きには見えない。

 この二体を並べ独り操作で演じてみたら、結構見せ映えのする動きになった。幼児用には十分すぎる人形劇が成り立ちそうだ。

 独りで遊んでみて「ピン!」と来た事。「そうだ。舞台を作ろう」、かくて小父さんの泥沼は延々と続きそう・・・。


今日のトンボ「マユタテアカネ」

2014-10-16 | 感じるままの回り道

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 トンボの最盛期も終わって、気温の低下に耐える種類だけの寂しい水辺に変わりつつある。例年、最後まで姿を見せているのがマユタテアカネだ。

 このマユタテアカネは他のマユタテより赤みが濃いように感じたが、それよりも第一腹節後ろの副性器が露わだったから撮影した。

 頭上の葉に止まって、そのままだと撮れないから左手で枝を下げ、右手で構えて撮った。これがなかなか難しい。副性器は黒く突起して写っているがアップまではできなかった。冷え込みがきつくなければおおむね後二か月は姿が見れる。

 ただ今期は、先日の台風18号で取水地が崩落の憂き目にあって、復旧の見通しはないから、送水に頼った我が水辺は絶望だ。「水辺」から「見ず辺」へなんて洒落にもならない。


毒々しいには訳がある?

2014-10-16 | 感じるままの回り道

 森の中を徘徊していて見つけた毒々しさ、両方とも有毒で昆虫類の強調色とは異なるのだろうが毒々しい。

 紅葉や実りの時期に赤い葉や赤い実などはごく普通の装いではあるけれど、小生だけが「毒々しさ」を感じているのかもしれない。モミジや柿の葉の赤色は毒々しさを受けないのに毒草から受ける毒々しさは「有毒」と知っている事によるのだろうか…。

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 薄暗い林間で斜めの木漏れ日に生える姿は一瞬「ギョッ!」とする。

 

 


**夏去りぬ

2014-10-15 | 温故痴新

うき世とは離れたくとも踏まれけむことわり知らず流す汗水

 *うき世にはかかれとてこそ生まれけめことわり知らぬ我が涙かな

                                      土御門院  

我が谷戸のいささ群竹吹く風の音もかしましこの夕もか

 *我がやどのいささ群竹吹く風の音のかそけきこの夕かも

                                      大友家持

ヨタ詠まず想い作らず自然と森に生きて聞く

 *歌よまず詩作らずに自然と夜着に雪を聞く

                                      秋風

※window8をバージョンアップせざるを得なかった事で不具合がここにも出てきた。

       1 絵文字が入らない

       2 同じ行で文字の大きさが変えられない。

       3 文字色が変えられない。


匠への道「輪投げ台の追加」

2014-10-14 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_2  「祭り用」にと頼まれた10基の輪投げ台の制作を終えたが、もやもやが残った。就寝間際に解消法が浮かんだのだが、結果は「くたびれたー」である。

 最初の10基に遊びで入れたイラストは、それなりに受けるアイデアと思っているが小生的には不十分だった。そこで材料が残っていたから4基追加した。写真の様に、ピノキオ、天狗、アンパンマン、バイキンマンのキャラクター輪投げ台だ。

 出来上がりは我田引水で100点満点。満足感に浸れるかと思ったけれど、連日、拠点小屋で加工、帰宅して小細工と続いて、ドリンク剤の厄介になった。凝り性、根を詰める性分は、結果として疲労が自分に返ってくるが「分かっていても止められない」のが性分による泣き所だ。治らない病です。


降雪前のタンポポ

2014-10-13 | 小父のお隣さん

Photo_16  中山道望月宿、トンボを追っかけ撮影していたら足元にタンポポが咲いている。南向きの緩斜面だから寒冷地とは言え暖かいのだろう。それにしても、より暖かい我がフイールドでは花は見ていない。

 翅の傷んだヒョウモンチョウが吸蜜していてカメラを近づけても逃げる素振りもない。撮影しなかったがモンシロチョウも飛翔していて驚いた。寒冷地の種族は寒さに強いのだろうなあ。

 


重なる被害

2014-10-12 | 勢子、雨毒に侵されて呻く

Photo_2  水源地の土砂崩れによる送水不能に加え、泥水地の上部、上池との間の斜面が高さ10m幅50mに渡り滑り落ちていた。これでオニヤンマが縄張りを張る水路が埋もれてしまった。溢れた水は下部の水路には戻らず柳の林に広がっている。

 この一帯は担当範囲では無いが、担当グループが復旧をするとも思えないから、断水が続くのを幸いにボチボチ手入れをする心算だ。人任せでは荒れる一方なのが今の里山の状態でもある。

 そうこう思案しているうちに、更に強い19号が来襲する。水抜きも造作していないから更なる被害が心配・・・。

 


匠への道「輪投げ台完成」

2014-10-12 | 何よりの楽しみ

Photo  頼まれた輪投げ台10基が完成した。ありあわせの材で作ったにしては十分すぎる出来栄えだと自画自賛しておこう。

 台だけでは面白くないし、祭りのイベント用でも幼児が遊ぶための玩具なので、それらしく小生が遊んでみた。何のことはない、台風18号で2日間雨の予報だったから家で遊ばせてもらったのである。

 ヤブニッケイで作った小径台は直接描画し、腐朽が入った桜材の台はプレートに描画し止めた。腐朽部分が広いので描画する部分が確保できなかった。まあ、これで単なる台だけよりも遊び方にバリエーションが出るだろう。

 小生の関与はこれでお終い。後は自分の領分にせいを出す。


仁義なき戦い

2014-10-11 | 小人閑居して憮然

Photo  泥水地の堤の被害が止まらない。掘り侵されると構造破壊につながるような場所が重点的に破壊される。手をこまねいて見ているだけでは無く「灯篭に小野小町」ていどの微力で反撃を挑んでいるが終わりは見えない。

 この夏、ヒイ、フウ、meとばかり難儀して拡幅した沈泥地の堤の根元が掘られ続けている。思案の末、輪投げ台の材にしたヤブニッケイの切粉を振り撒いてみた。樟脳臭があるから忌避剤になるかと思ったのだが、いまのところ数日だが悪さをしに来ない。

 狼の尿、鷹の爪の粉末、クレゾールといろいろ試してみたが、さて今回は如何に…。