トンボの最盛期も終わって、気温の低下に耐える種類だけの寂しい水辺に変わりつつある。例年、最後まで姿を見せているのがマユタテアカネだ。
このマユタテアカネは他のマユタテより赤みが濃いように感じたが、それよりも第一腹節後ろの副性器が露わだったから撮影した。
頭上の葉に止まって、そのままだと撮れないから左手で枝を下げ、右手で構えて撮った。これがなかなか難しい。副性器は黒く突起して写っているがアップまではできなかった。冷え込みがきつくなければおおむね後二か月は姿が見れる。
ただ今期は、先日の台風18号で取水地が崩落の憂き目にあって、復旧の見通しはないから、送水に頼った我が水辺は絶望だ。「水辺」から「見ず辺」へなんて洒落にもならない。