ヒーローは障子の穴に盾をつき
呆安院恥無き群れがまだしゃしゃる
また稚児を大臣に据え初仕事
結論を決めて日程つなげたり
陣笠の三百代言代言士
さーて、何だったか忘れた。滅多に無い機会だったのに洋食を前にしたら撮影する余裕がない。フォークとスプーンは外側からなのか内側からなのか訊ねる始末だった。
北欧からの客人が、年末年始に我が家の食事だけでは食った気がしないだろうからと、フイールド至近のレストランで昼食にしたのだ。
午前中は竹切り作業をさせたのだけれど、彼曰く「フォレスターが食べる食事ではない」との事だった。まあ、確かにその通りで、松の内というのに作業着姿の三人が、披露宴もすると言う店内にいたのでは店も困っただろう。ただ、他に客もおらず貸切と同じだったのが救いだ。
スープからデザートまでの中で記憶にあるのは、メインは魚の「鱸」だったということだけである。美味しかったかどうかは、ナイフとフォークの使い方に集中した心理状態では無理である。似合わない事の極致だった。