毎日が日曜日の小生には、大晦日と元旦だけ作業を休めば十分である。年末年始を休まず仕事をしている人たちも大勢居るのだから贅沢は言ってられない。
体慣らしに昼飯までと除竹作業を始めたのだが、昼近くになって同年輩の6人が通りかかった。筍鍬を持ちリュックを背負っているから声を掛けたら立ち止まって立ち話になった。
筍は拳大を10本ほど収穫したのだそうだ。「今期は表年に当たるから収穫は多いはずなのに」とぼやいていたが、産出する量より掘り取りに入る人の数が多くなってしまった昨今、無理も無い話ではある。
聞くともなしに話してくれたのは「女房は買い物に出かけたし・・・」と濡れ落葉世代の悲しい話であった。おじさんたちは行き場が無い。新年早々、侘しい話になってしまった。