昼時の焚き火はばかる寒旱
大雪の便りこちらは寒旱
寒旱息途絶えたり沢枯れる
寒に入る沢水枯れて音もなし
巷は「乾燥注意報」が出っぱなしなのに、ここだけは「毎日しっとり」というより「ビッショリ」である。日が当たって乾燥するのが昼近く、処理し切れないで横倒しの竹は冷たい。
数本処理しただけで手袋はビッショリと濡れて、その冷たさは半端でない。防寒手袋というのもあるが防水ではないから、より多量の水分を取り込んで具合が悪い。
そこでゴム引きの手袋の出番なのだが、手が濡れないと言うだけで冷たい事に変わりは無い。結局、立っている竹から処理作業を行うので、倒してしまった竹の処理は遅れる。
子どもの頃の漫画の義経と弁慶の「糊作り」の場面を思い出した。御飯を潰して糊にする競走で、義経は一粒づつ、弁慶はすり鉢で一挙に、結局は義経が勝ったのだが、妙にリアルに蘇ってきた。