トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

逃げるは二月

2009-02-23 | 性向有毒の翁なれば

Photo_3 『凍て返る民を知らざり政所かすみ人無き永田材無く』

『罰漢の朦朧の滝中の川』

『逃げる人垢で身を立つ時の人』

『花便り嬉しくも無し鼻模様』

アカデミー賞の短編アニメ部門と外国語映画部門に日本の映画が選ばれた。選ばれて心から喜べる者と、長らく脚光をあびながら落胆だけしかない者との乖離のなんと大きなことよ。

連日、三毒で身を固めている輩の世も末のごとき振る舞いだけが目だった報道の中で、久しぶりに拍手だ。しかしその小生も『国ぬかるむも茄子うまし』なのだ。


おどま奸臣奸臣

2009-02-23 | 小人閑居して憮然

Photo_2 『仕掛け秘し食わぬ顔なり霞亭』

『皮厚き蛙揃えば火も温し』

『信義無く誠実なくも錯は長け』

『関渡り永田回しの倉ねずみ』

スーパーに安納芋が並ぶようになった。評判ほどおいしい芋とは思えなかった。

本当においしいのは出回らないか。

小生のお気に入りは「太白」なのだが、これはまず手に入らない。

先年、苗を入手し栽培してみたが、期待にたがわず半世紀ぶりに堪能できた。肉質は粘質で白く味は上品な甘さがある。こういう品種が世に出ないのが不思議だ。

その畑も今は宅地で自分で栽培は不可能となった。

芋も西瓜もやせ地でよく出来るとか言うが、見渡せば痩せ地だらけで芋が豊作だ。安納芋の様に蜜入りを堪能できるのは、おおいに煩悩をくすぐることには違いない。「芋ばかりゆえ甘藷なし」