『累々と倒した竹を切り刻む一日終われば一日のすきま』
『山萌えず命見え無き林床に竹暗く満ちされど禿山』
『身の丈の竹をもつれて運ぶ子ら炭を焼くぞと声を上げつつ』
『担ぐこと知らぬ子ども等竹を持つ竹は滑るし足も気になり』
先日、児童達の集団に出会った。てんでに竹を持っている。聞けば「竹炭焼き」をするのだそうだ。
通り過ぎるまで蜜柑を食べながら見ていたが、どの子も体の使い方が不自然だ。親が一緒の子もいたが、親も気にしていない様子だった。後に親がついていた子に見かねて「担いだほうが楽だよ」と声をかけた
担ぐことは知らないようで親が教えて担いだのだが、バランスは全く意に介さない。溜息が出た。