トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

何回目かの「これでわっぱか!」

2023-12-04 | 水辺環境の保全

 雨水流路の護岸が終わったけれど材はまだ十分あるし設えなければならない場所も残っている。この上の池の護岸作業で何回「これでわっぱか」と自らに言い聞かせた事だろうか。指折り数えなくてももう半月も四苦八苦しているのだ。ああ、それなのにそれなのに性懲りもなく継続決定だ。他者を巻き込んでいるなら朝令暮改や優柔不断はひんしゅくの種であるものの、自ら行い自ら終息させるのに何の不都合もない。これは不都合のない真実なのである。

 上の池の北側のコーナー部は絞り水が溢れるところなので雨後の出水時に浸食砂泥も堆積する。これを少しでも防ぐためには沈殿した砂泥を浚う場所が必要なので設えてあったものの既に埋没して役に立っていない。この埋没した護岸丸太を太い材二段重ねで強化するのが今回の目的だ。とりあえずは用材を曳き下ろして前日での準備は終了させて翌日から埋没した丸太を掘り出し交換し重ねる事モタモタヨロヨロ、二日掛かりで設えが終了した。翌日に池に広がった砂泥部を陸側に戻して丸太材を安定させてから不足分は長柄のジョレンで泥浚いして賄う。泥濘地のモタモタヨロヨロは身体髪膚高齢化の為だけではない。急ぎ働きをしようとするとどうしてもバランスを崩し易くなって危険が増す。ここでビビビッと回路が繋がった。高齢者がモタモタヨロヨロするのはリスク管理であったのである。

 用材を準備した ➡  材の交換終わり

 これでコーナー部L型の護岸が終了したのだがオーバーフロー部まで届かない。やはり小生の気質ではこれが不満足で折をみながらきちっとケリを付けるつもりである。泥を上げて見た目は平坦になったが春までは歩ける状態には無いけれど、今回の護岸作業で現れた浅い水深のコーナーは春光が一番に届く位置にあり浅い水深と言う事もあってニホンアカガエルとアズマヒキガエルの産卵好適環境になったはずである。このところ下流部にだけ産卵が集中し上の池は何故か「避けられた…」印象があったのだが来春には産卵復活を期待する。下の写真は今回、設えた二辺で思えばまあ、よくやったものである。座布団二枚や枕二段は御免だがチョコ二枚くらいは爺我自賛の大贅沢をしようぞ。それもブラックでだ…そして高齢人生は甘くはない事を噛みしめよう。

     

 


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