マイブームだった「キムチ糀漬け」も数カ月続いて食すると別の惣菜が欲しくなる。次のレシピは「旨味満載」で意中にあるがここはひとまず大休止で食味を変えたくて「ユズ大根」を久しぶりに作ったのだが冷蔵庫に納める前の味見で心変わりがした。「これにヨーグルトととろろ昆布を加えればもっと旨くなりそう・・・」と幸福の予感が来たのだった。まあ、低年金高齢者ともなる孤老や孤爺にはそうそう幸福などは現れない。顔を見せても「こりゃまた失礼いたしました!」と植木等ばりに去っていくだけなのが現実である。
となれば自己欺瞞であっても自己救済せねば日々人生が辛くなる。例えユズ大根であっても「ハアー幸せ!」ともなればそれはそれで明日への生きる意欲が湧くのである。てなもんや三度笠で早速手製のヨーグルトを混入しとろろ昆布は鋏で細かく切り落として混ぜ合わしたのだ。塩昆布でも良かったのだろうがとろろ昆布の方が昆布の美味しさが出るように思えたので試してみた。だし昆布の千切りは過去に試した事もあるしインスタント性ならとろろ昆布に軍配が上がるのではないかと思っている小生である。ユズは奥山の放任樹から採果したのだが酸味が思ったほどでなくて少し不足気味。それだけにアフアフと口に入るので長持ちしない一品であろう。