トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

沈泥地の泥浚い

2024-05-28 | 水辺環境の保全

 泥浚いも本来ならば沈泥部をこまめに泥浚いし続けていれば水域への泥土の沈殿は多少なりとも防げる理屈になるけれど理屈通り、思惑通り、計画通りにはいかないのが世の常でもある。姥捨て山の孤爺であっても世の倣いや優先順位の予期せぬ変動は多々影響下にある訳で、その上低年金高年齢と言う社会的弱者そのものの渦中の存在でもあるゆえに遅々として泥は浚えないのに流入は続くばかりだ。これが懐に入る銭金ならば「寄ってらっしゃい見てらっしゃい。じょんのびじょんのび!」とホックホックの恵比須顔にもなろうと言うものだが、そうは問屋が卸さない。小銭も無いので小売りにも行けない。故に池内で泥浚いチャンチャン!。

 その不幸な証拠に泥浚い真っ最中に突然とジョレンの柄が抜けてしまった。理由は明白で鋤皿を固定していた楔の脱落なのだが、こういう状況では楔を探すことは不可能だ。ホント「寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ジョレンをジョレンを…」の手太楽である。ここで作業終了帰宅!は願ったりかなったりの事態なのだが先送りすればその分は利子が増えてわが身に降りかかるだけなのである。で、思案投げ首、まあ、ついさっきほどジョレンの首は投げられたのだが写真の通りルビコン川を渡り始めた以上、大和魂の日本男児としては袖まくりしているのに穴まくり撤退は出来ない。

 そこでつらつら考えた。頭頂は既に夏日でテラテラ輝きを増していて目の前が明るくなったのだ。それは「道具小屋にある通常のジョレンの楔を外して付け替えれば作業続行可能になる。早速、神様仏様恵比寿様の言うとおりにして無事作業終了した。しかしである。まだ泥浚い葉序の口なのだ・・・。ましては浚った泥を留めておくだけでは盛り上がりが高くなるだけで危険だし作業性も悪化する。場外搬出して堤の肉付けに使う案は温めているものの、これはこれで大儀じゃあ、ももそっと先送り先送りの気分のままだわい。年金が増えればやる気が出るかも出ないかも・・・。

 


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