トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

終戦記念日「ミツバの陰」

2014-08-15 | 感じるままの回り道

Photo  椿に毒蛾の幼虫が発生したから薬液を作ろうとしたら動くものがある。蛾と思ったらアゲハだった。「尾羽打ち枯らし」そのままにうまく飛び立てないでいる。

 翅の大半は失われているが地上には落ちていない。野生状態の三つ葉につかまって、まだ元気そうだったが、消毒を終えた後に見たら、池の上の蜘蛛の巣にからめとられていた。Photo_2

 この蝶を探す途中で見つけたジャコウアゲハの蛹化中の個体、これも三つ葉の花茎に身を固定していた。地上高30㎝程で羽化まで大丈夫かと蟻からの被害が心配だ。

 期せずして「ミツバの陰」で消えゆく命と生まれるだろう命の両方を目撃した。生老病死は現世の常であるが、食物連鎖の中での戦は受け入れることが出来る。


今日のトンボ「クロスジギンヤンマの産卵」

2014-08-15 | 小父のお隣さん

Photo  季節外れだったが当地にとっては思わぬ慈雨、意の一番は水見回りだ。

 トンボ池、泥水池と支障はなかったのを確かめつつ「トンボも夏枯れか…」などと思いながに泥水池2に立った時、クロスジギンヤンマが足元の水面に降りた。左後翅の先端が1センチ程失われていた個体だった。

 手元の「トンボ図鑑」には「メスはなかなか観察できない云々」とあるが、観察者でもない小生にとれば「そう珍しくもない産卵シーン」である。

 水見回りの途上と言う時間的範囲では、活動時間帯が重ならない他のトンボに出合う割合は決定的に少ないけれど「生息していれば良し」である。初記録や初観察よりイメージに近い環境創出の方が好みに合う。