トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

稲穂全滅

2014-08-23 | 小人閑居して憮然

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 会友のO氏から「棚田の稲が全滅した」とのメールが入っていた。確認のために立ち寄って唖然茫然愕然失神寸前である。Photo_6

 ネットで囲った棚田の全てが水稲の片りんも無きまでに破壊されていた。7月の定例会時、ネットを廻らしたのだが昨年は田毎にネットを張り、今回は一括で「一か所破られたら全滅」の懸念を抱いていたのが的中してしまい、言わば「安全管理」の質としてはハードルを下げてしまったのだ。

 ネットの周りは猪の踏み跡で植生も無い。習性上、集団で来襲しそれも一晩ではないだろう。既に打つ手は無く無駄になったネットを外す余計な労力が残っているだけだ。

 無念さに喘いで考えついた三つのプラン、1「国土保全と生態系を守るために狼の導入」、2「豚の伝染病・豚伝染性下痢」の感染、3「自衛隊・警察による実弾射撃訓練」…。まあ、どれも否決却下だろうね。冗談はともかく汚染地域の猪の大繁殖やシカによる大きな被害には狼で生態系を正常化させ、猪には伝染性疾患で駆除するなんて事、本気で考えてもらいたい事である。

 小生、駆除したいがために狩猟免許を取得したのだが、講習、試験、許可証、保険、処理等々、猟期ごとにも個人で負担しなければならない費用が多すぎて馬鹿馬鹿しくなってしまった。


クルミの初果

2014-08-23 | 何よりの楽しみ

Photo_3  初夏の頃に結実を確認していたクルミの樹下に実が落ちていた。未熟果で落下したものと思っていたのだが大丈夫だったようだ。

 種子の殻は固く十分に熟したようにも感じたのだが、クルミを拾ったのは半世紀ぶりだから、時期的に早いのか遅いのか判断がつきかねる。

 とは言え割って食べてみれば判る事で、いつ食べようかと思いつつ、たった1個だけの初果であるから残そうかと気持ちは迷う。

 クヌギも着果し、四つ溝柿も実をつけた。ようやく周辺はイメージする里山らしくなって少し穏やかな気分になる。