2012年1月1日(日).新年あけましておめでとうございます 今年もtoraブログをよろしくお願いいたします
年初に当たり,昨年1年間の目標達成度をご報告します.年間目標は①コンサート100回,②映画100本,③読書100冊でした.これに対し,実績は①124回,②50本,③73冊でした.コンサートは,3.11東日本大震災の影響でキャンセルが相次いだものの,根性でチケットを買い求め目標を大きく上回りました.反面,映画は目標の半分に,読書は7割に終わりました.時間配分のうち,映画の何割かはコンサートに,読書の何割かはブログ作成に回ったと自己分析しています
昨年の実績を基に今年の年間目標を立てました
コンサート130回,映画60本,読書80冊です
無理をしないようにスケジュールを組んでいきたいと思っています
閑話休題
さて,昨日12月31日,買い物ついでに角川シネマ新宿で「エンディングノート」を観ました.これが昨年最後の50本目の映画でした
主人公の砂田知昭は大手化学メーカーの営業職として高度成長期を生き,40年以上勤め上げた会社を67歳で退職しました.第2の人生を歩み始めた矢先に健康診断で胃がんであることが判明します その時すでにガンが最終段階まで進んでいることを知った彼は,家族のため,自分自身の人生を総括するためエンディングノートを作成しようとします.そんな砂田を映像作家である娘が撮影し続けます
最初に思ったのは,実の娘とはいえ,よくもこれだけのドキュメンタリーを撮ったものだ,ということです.娘たちの幼少の頃のビデオも紹介されており,時代を追ったドキュメンタリーになっています.驚くべきは砂田の生命力です.余命いくばくもないと自覚してからも,携帯電話で友人と話をしたり,担当医師に現状を尋ねたり,長男と死後の段取りを話し合ったりと,とても死を目前にした人間とは思えないほど精力的で,生きる力に満ちているのです
この映画を観ていて救われるのは,映画のタイトル「エンディングノート」とは裏腹に,砂田自身が明るいということです最後まで暗くならず,実に爽やかに,明るく生きようとします.さて,自分が同じような立場に立たされたら,果たしてどのようなエンディングノートを書こうとするだろうか,と考えさせられました.1年を締めくくるのに相応しい”いい映画”を観たと思います
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