人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ベートーヴェン「ピアノと管楽のための五重奏曲」他を聴く ~ 「芸劇ブランチコンサート ~ 第27回 主役は豪華な管楽器」 / クリスマスとクリスマスイブの違いは?

2020年12月24日 07時19分14秒 | 日記

24日(木)。19日付の朝日朝刊のコラム「ことば  サプリ」は「クリスマスイブ 『24日の晩』は『25日当日』?」というテーマでした 超訳すると、

「12月24日はクリスマスイブ イエス・キリストの降誕を記念する25日を祝うのに、なぜ24日がメインのようになっているのか 英語の『クリスマス(Christmas)』の語源はChrist(キリスト)のmass(ミサ=礼拝)。『イブ(eve)』はイブニング(evening)の略で晩、夕べの意味 eveningは昼の終わりから夜就寝するまで、午後5時頃から11時頃までの時間で日本の夕方より長めの時間である 『24日の晩』は、実は『25日の当日』だと言ったら驚くだろうか キリスト教が生まれた地域で使われていたユダヤ教暦では、日没が1日の区切りとする考え方がある キリスト教もこの考え方を受け継いでいる 24日の日没後から25日の日没後までが『クリスマス当日』ということになる

クリスマスとクリスマスイブの違いも解らないまま、やれケーキだ、プレゼントだと騒いでいる日本人の何と多いことか? チコちゃんに叱られそうです

ということで、わが家に来てから今日で2275日目を迎え、トランプ米大統領は22日、ロシア疑惑を巡って実刑判決を受けた、自身の陣営の元外交政策顧問パパドプロスら15人に恩赦を与え、同日のSNSに改めて「われわれは選挙で圧勝した。国民はそれを分かっている」などと投稿した  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     どこまでも 私利私欲に基づき職権を乱用するトランプ  国民はそれを分かっている

 

         

 

昨日、夕食に「豚バラ麻婆茄子」と「舞茸の味噌汁」を作りました 「豚バラ~」は久しぶりに作りました。娘が辛いのが苦手なので今回は豆板醤を少な目にしたのですが、従来の辛さで大丈夫とのことだったので、次回は元に戻します

 

     

 

         

 

昨日、東京芸術劇場コンサートホールで「芸劇ブランチコンサート ~ 第27回  主役は豪華な管楽器」公演を聴きました プログラムは①シューマン「3つのロマンス作品94」より第2曲、②プーランク「ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲」、③ベートーヴェン「ピアノと管楽のための五重奏曲」です 演奏はオーボエ=吉村結実、クラリネット=伊藤圭、ホルン=福川伸陽、ファゴット=水谷上総(以上全員がN響首席奏者)、ピアノ=清水和音です

 

     

 

会場は市松模様配置ですが、よく入りました

1曲目はシューマン「3つのロマンス 作品94」より第2曲(イ長調)です この曲はロベルト・シューマン(1810ー1856)が1849年に作曲したオーボエとピアノのための作品で、第1曲(イ短調)、第2曲(イ長調)、第3曲(イ短調)から成ります 今回は第2曲「素朴に、心より」がホルンによって演奏されます

清水の伴奏で福川が朗々と柔らかな音色で美しいメロディーを奏でますが、この名人にかかると、この曲が元々ホルンのために書かれているように思えます 余裕たっぷりの素晴らしい演奏でした

ここで、進行係を兼務する清水が福川氏にインタビューします

「今日の出演者は皆、無口な人ばかりで、トークができるのは福川さんだけだと言うので、よろしくお願いします 今日の出演者は全員N響のメンバーですが、次に演奏する2人について、どんな人かご紹介していただけますか

という問いに福川氏は、

「オーボエの吉村さんは今年4月からN響の首席奏者として迎えられたピチピチのニューフェイスです 演奏は期待できると思います ファゴットの水谷さんはベテラン奏者ですが、人に語りかけるような演奏が印象的な人です

と答えます この人は無口でなく六口のようです そして2人を迎えます

2曲目はプーランク「ピアノ、オーボエ、ファゴットのための三重奏曲」です この曲はフランシス・プーランク(1899ー1963)が1926年に作曲、同年ロンドンで初演され、スペインのファリャに献呈されました 第1楽章「プレスト」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「ロンド」の3楽章から成ります

第1楽章は重い感じの序奏から開始されますが、次いで、プーランクらしいエスプリに満ちた軽妙な音楽が奏でられます 第2楽章は3人のアンサンブルが美しい 第3楽章は喜びに弾むような曲想です オーボエとファゴットの丁々発止のやり取りが楽しく聴けました

 

     

 

最後の曲はベートーヴェン「ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 作品16」です この曲はルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770ー1827)が1796年に作曲したオーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴット、ピアノのための五重奏曲です この曲は、モーツアルトが1784年(28歳)に作曲した同編成による五重奏曲K.452を意識して作曲されたことが分かっています 第1楽章「グラーヴェ~アレグロ・マ・ノン・トロッポ」、第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」、第3楽章「ロンド:アレグロ・マ・ノン・トロッポ」の3楽章から成ります

華やかで優美な第1楽章が素晴らしい ホルンの福川氏は初登場ながら余裕の表情で演奏しています 第2楽章では吉村結実の、伊藤圭の、福川伸陽の、水谷上総の名人芸が聴けました 第3楽章では愉悦感に満ちたアンサンブルが繰り広げられました この曲をライブで聴いたのは今回が初めてでしたが、N響の首席クラスの演奏で聴けたのはラッキーでした

 

         

 

帰りがけに、ロビーの一角で発売されていた来年4月以降の「芸劇ブランチコンサート」の3枚セット券を購入しました 今から楽しみです

 

     


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