20日(日)。わが家に来てから今日で3141日目を迎え、米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、2024年大統領選の共和党候補者指名を狙うトランプ前大統領が、23日の第1回候補者討論会を欠席する方針だと伝えた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
参加しても他候補に攻撃される一方で メリットがないと考えているからだろ 弱虫!
一昨日の昼食は息子が「冷やし中華」を作ってくれました ビジュアル的にも味の点でもプロ級でした
昨日の昼食には「スパゲティ・ミートソース」を作ってくれました これもビジュアル的にも味も最高でした
そして、昨日の夕食には、「マグロのカルパッチョ」「カポナータ」「タラコのパスタ」を作ってくれました もちろん最高に美味しかったです
昨夜、サントリーホールで東京交響楽団「第713回 定期演奏会」を聴きました プログラムは①メンデルスゾーン「交響曲第5番 ニ短調 ”宗教改革”」、②同「交響曲第2番 変ロ長調 ”賛歌”」です 演奏は②のソプラノ独唱=中江早希、澤江衣里、テノール独唱=櫻田亮、合唱=東響コーラス、指揮=鈴木優人です
オケは12型で、左奥にコントラバス、前に左から第1ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、第2ヴァイオリンという対抗配置をとります コンマスは小林壱成です
1曲目はメンデルスゾーン「交響曲第5番 ニ短調 作品107 ”宗教改革”」です この曲はフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)が1830年に「アウグスブルク信仰告白」の成立から300周年を記念するために作曲、1832年に初演されました 第1楽章「アンダンテ ~ アレグロ・コン・フォーコ」、第2楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第3楽章「アンダンテ」、第4楽章「コラール:アンダンテ・コン・モート ~ アレグロ・マエストーソ」の4楽章から成ります
鈴木優人の指揮で第1楽章に入ります ホルン、トロンボーンといった金管楽器によるコラール風の音楽がいかにも「宗教改革」を想起させます その後の弦楽器による「ドレスデン・アーメン」の演奏が美しい そして アレグロに移ると、躍動感に満ちたドラマティックな演奏が展開します 第2楽章から第4楽章までは続けて演奏されましたが、第3楽章冒頭の歌うようなフレーズを聴いて、「シューベルト的だなあ」と思いました 第4楽章冒頭は、独奏フルートによりルターのコラール「神はわがやぐら」が奏でられますが、相澤政宏のフルートが素晴らしかった 大矢未来氏のプログラムノートによると、宗教改革の立役者マルティン・ルターはフルート奏者としても知られていたとのことで、この旋律はルター自身も暗示しているそうです 管楽器、弦楽器が混然一体となってコラールが奏でられ、輝かしいフィナーレを迎えました
カーテンコールが繰り返され 楽員が立たされますが、ヘビみたいに曲がりくねった形の「セルパン」という木製の楽器が演奏に加わっていたことを初めて知りました
プログラム後半は「交響曲第2番 変ロ長調 作品52 ”賛歌”」です この曲は活版印刷技術生誕400年を記念した「グーテンベルク祝祭」のために1839年にライプツィヒ市から「祝典劇」とともに1840年に作曲を依頼され、同年ライプツィヒで初演されました グーテンベルクの技術革新はルターと宗教改革、さらに啓蒙主義とも結びつけられ、祝祭は宗教的・愛国的な色合いを帯びていたとのことです
この曲は第1曲「シンフォニア」と第2曲~第10曲の「カンタータ」から構成されています
第1曲「シンフォニア」はさらに序奏「マエストーソ・コン・モート」、第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アレグレット・ウン・ポコ・アジタート」、第3楽章「アダージョ・レリジオーソ」の3楽章から成ります 第2曲から第10曲まではカンタータです
第2曲:合唱、ソプラノ・ソロ「すべて息するものよ、主よ讃えよ!」
第3曲:テノール・ソロ「語れ、主によって救われた者たちよ」
第4曲:合唱「語れ、主によって救われた者たちよ」
第5曲:二重唱と合唱「私は主を待ち焦がれ」
第6曲:テノール・ソロ、ソプラノ・ソロ「死の網目が私たちを絡めとっていた」
第7曲:合唱「夜は去った」
第8曲:合唱「さあ、すべての者よ、神に感謝せよ」
第9曲:ソプラノ・ソロ、テノール・ソロ「それゆえ私は自分の歌で」
第10曲:終曲合唱「諸国の人々よ、主に栄光と権力をあずけなさい!」
東響コーラスの男女混成合唱団120数名がP席に着きます これだけの規模の合唱陣は久しぶりです ソリストの3人が指揮者を挟んでスタンバイします
鈴木の指揮でシンフォニアの演奏に入りますが、ソリストの3人は彼が首席指揮者を務める「バッハ・コレギウム・ジャパン(B.C.J)」の常連歌手陣で、いわば「家族同然」の仲間です
ソプラノの中江早希は北海道出身のソプラノですが、透明感のある美しい歌唱で聴衆を魅了しました 澤江衣里は島根県出身のソプラノですが、出番は少なかったものの、第5曲で中江との美しいハーモニーによるデュオを聴かせてくれました テノールの櫻田亮はB.C.Jの中心的存在で、よく伸びる高音と抜群の安定感で存在感を示しました 特筆すべきは終始暗譜で合唱を歌い切った東響コーラス(合唱指揮=辻博之)の皆さんです コロナ禍でしばらく聴けませんでしたが、久しぶりに迫力のあるコーラスを聴くことが出来て嬉しかったです また、鈴木優人 ✕ 東響の面々はソリストと合唱団をしっかりと支え、熱演を繰り広げました
約65分の「オーケストラ付き宗教曲」を聴き終わって思ったのは、全体に占める「序曲」の割合が多すぎるということです 「序曲」だけで20分以上かかりました。曲全体の3分の1近くを占めるのは「序曲」としては長すぎるのではないか、と思います 序曲は序奏と3つの楽章から構成されているので、これをバラして各楽曲の間に挿入すれば、器楽と声楽がバランスよく聴けるのではないかと思うのですが、どうでしょうか、メンデルさん えっ、ロクに楽譜も読めない奴が余計なことを言うなって おっしゃる通りです。小さな親切 大きなお世話でした。ごめんなさい
例によって、主催者側の思う壺ですが、カーテンコールを記念に写メしてきましたのでアップしておきます
本日toraブログのトータル閲覧数が810万ページビューを超えました( 8,100,413 PV . トータル訪問者数は 2,522,009 IP )。これもひとえに普段からご訪問くださっている読者の皆さまのお陰と感謝しております これからも根性で毎日休まず書き続けて参りますので、モコタロともどもよろしくお願いいたします
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