30日(日)。昨日は午後1時からマンションの管理組合理事会があったので理事長として出席しました いよいよ大規模修繕工事の検討に入っていくので、通常1時間で終わる会議が2時間半もかかってしまいました 理事会には出ても出なくても自由だと勘違いしている大馬鹿理事は今回も欠席でした どこにもいますよね、こういう権利は主張するが義務を果たさない人間が
ところで、昨日朝 元の職場の上司U氏から、S氏の御母堂が亡くなり18時から西東京市の自宅で通夜なので一緒に出席しないか、とメールが入ったので、西武新宿線T駅で待ち合わせをして出席しました 自宅ということですが、ン十年ぶりの訪問なので行き方が分かりません 仕方なくタクシーで行くことにしました。通夜はごく内輪の14人程度のこじんまりしたものでした S氏の妹さん2人も見えていました。上の妹さんは70年代にNHK-TVで放映されていた「お笑いオンステージ」の「減点パパ」のコーナーで三波伸介さんのアシスタントを務めていた久美子さんです お互いにマスクをしていることもあって、一見誰だか分からないほどでしたが、お元気そうでした 故人は99歳で天に召されたとのことで、大往生でした
ということで、わが家に来てから今日で2849日目を迎え、米政府系放送局のラジオ自由アジアによると、中国のチベット自治区で新型コロナウイルスの感染拡大に伴うロックダウンに反発する大規模な抗議活動が起きたが、少数民族への監視や管理が厳しいチベットでデモが発生するのは異例である というニュースを見て感想を述べるモコタロです
習近平政権のことだ 暴力警察を使って排除するんだろうが 怒りのマグマは溜まる
米澤穂信著「Iの悲劇」(文春文庫)を読み終わりました 米澤穂信は1978年 岐阜県生まれ。2001年「氷菓」で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞しデビュー 2011年「折れた竜骨」で第64回日本推理作家協会賞、14年「満願」で第27回山本周五郎賞、2021年「黒牢城」で第12回山田風太郎賞と第166回直木賞をダブル受賞した
無人になって6年が経過した山間の集落「蓑石」を再生させるプロジェクトが市長の肝いりで始動することになった 市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺邦和だったが、課長の西野秀嗣も新人の観山遊香も まるでやる気がない しかも、蓑石に集まった新住民たちは、次々とトラブルに巻き込まれ、一人また一人と蓑石を去っていく いったい何故こういう事態になったのか? 万願寺は頭を抱えるが、人・物・金のすべてが足りない市役所には万願寺の想像も及ばない政治的な事情が隠されていた
タイトル「Iの悲劇」のIとは、都市から地方への移住を意味する「Iターン」のIです 限界集落となり、その果てに一人も住民がいなくなった「死んだ村」にⅠターン組を移住させて村を復活されるという大それたプロジェクトです 移住者の中には、人付き合いが苦手なので人口の少ない土地に行けば煩わしさがないだろう、という考えでやってくる人もいます。しかし、周囲に人が住んでいないのだからいいだろうと大音響の音楽を流したり、ラジコンヘリを飛ばして騒音を撒き散らす者が出てきたりして、なかなか思うようにいきません そこにトラブルが発生し「甦り課」の出番になります。しかし、物事は順調にいくとは限りません せっかく移住してきたのに、何故か村を出て行かざるを得ない状況に追い込まれて、自分から村を出ていくことになります その裏には「人・物・金のすべてが足りない」のに、実績がほしい一心で新たな移住計画を立て、推進しようとする市長の暴走をどこかで止めなければ市の財政が破綻してしまうという思惑があります 最初は市役所のお仕事小説かな、と思っていましたが、本筋はミステリーです 万願寺と雄山や西野課長との会話には、米澤特有のユーモアが漂っています 400ページを超える大書ですが、読み始めたら止まらない面白さです お薦めします