人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新国立劇場の「ポイントアップサービス」に応募する / クリントイーストウッド監督「ジャージー・ボーイズ」「マディソン郡の橋」を観る

2017年07月12日 07時47分16秒 | 日記

12日(水).わが家に来てから今日で1015日目を迎え,報道各社の世論調査で 安倍内閣への支持率の下落が止まらない(読売49%⇒36%,朝日38%⇒33%,NHK48%⇒35%,日本テレビ39.8%⇒31.9%)ことについて民進党の野田幹事長が「首相に対する信頼感が相当薄れている」と指摘した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                野田幹事長の主張はその通りかも知れないけど  民進党への支持率はどうなのよ?

 

                                           

 

昨日,夕食に「豚肉のソテー」「生野菜とタコのサラダ」「冷奴」を作りました   息子はこのほか,前日大量に作って残ったカレーライスを食べました

 

     

 

                                

 

新国立劇場から「2017/2018シーズン ポイントアップサービス アイテムのご案内」が届きました   新国立劇場主催公演のチケットをアトレカードで手配するとポイントが加算されてプレゼント・アイテムがもらえる制度です

ポイントに応じてアイテムが選択できる「選択アイテム」と,ポイントに関係なく応募できる「抽選アイテム」があります   「選択アイテム」は50ポイントから500ポイントまでアイテムの種類がありますが,私は200ポイントで,例年「オペラ/演劇プログラム引換券」を選んでいます   100ポイントで1枚なので2枚です.数年前は同じ200ポイントで4~5枚もらえたのですが,だんだん少なくなってきました   2002年から15年間も新国立オペラの年間会員としてアトレ会員になっているのだから,もっとサービスが良くてもいいのに,と思いますが,サービスはサービスだから無いよりはいいか,と諦めています

 

     

     

     

 

「抽選アイテム」は2年連続でオペラのゲネプロが当たってラッキーだったのですが,今回は10月10日午後2時からの「『神々の黄昏』バックステージツアー」を選びました   当選は20組40人とのことです.当たればいいな

 

     

 

                                           

 

昨日,池袋の新文芸坐でクリント・イーストウッド監督「ジャージー・ボーイズ」と「マディソン郡の橋」の2本立てを観ました

「ジャージー・ボーイズ」は2014年アメリカ映画(134分)です この映画は1960年代に世界的な人気を誇った米ポップス・グループ「ザ・フォー・シーズンズ」の誕生と成長を映画化したものです

 

     

 

アメリカ東部のニュージャージー州の貧しい街に生まれた4人の若者たちは,現実から逃げ出すためには軍隊に入るか,ギャングになるかしか選択肢がなかったが,幸い4人には類まれな美声と作曲の才能があった   フランキー(ジョン・ロイド・ヤング)を中心に息の合ったハーモニーでスターダムを駆け上がっていく

彼らのグループ名の「ザ・フォー・シーズンズ」は,ボーリング場の名前から付けたものです   4人がプロデューサーにグループ名を告げると,「ヴィヴァルディの曲名みたいだな」と言われます.すると彼らは「ヴィヴァルディって誰だよ?」という反応を示します   当時のアメリカのニュージャージーの若者の間では,ヴィヴァルディ  Who?という感じだったのでしょう

この映画では,彼らのヒット曲の数々が惜しげもなく流れますが,私が知っているのは「シェリー」と「君の瞳に恋してる」くらいでした   それでも最初から最後まで楽しい音楽が歌われていて滅茶苦茶楽しい映画でした

 

                                           

 

2本目の「マディソン郡の橋」は1995年アメリカ映画(134分)です

 

     

 

舞台は1989年冬のアイオワ州マディソン郡.フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケルと妹のキャロリンは,母の遺書に「死んだら火葬にしてほしい」と書かれているのに当惑する   遺品の中に,2人の子供に当てた手紙と3冊の日記があったが,日記には1965年秋の4日間の出来事が書かれていた   当時フランチェスカは結婚15年目で 夫のリチャードと二人の子供たちと単調な生活を送っていた.夫と子供たちが留守になったある冬の日,道に迷った写真家ロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が訪ねてくる.キンケイドが写真を撮りたいという屋根付きの「橋」まで車に同乗して案内したり,食事に誘ったりするうちに,二人はしだいに打ち解けていく   キンケイドは駆け落ちしようと誘うが,フランチェスカは家族を思って断り,家族との日常生活に戻る.日記を読み終わった二人は母の遺灰を「橋」から撒くのだった

フランチェスカという名前は「アッシジのフランチェスカ」から採られていることが分かります   この映画では,冒頭近くで2曲のクラシック音楽が使われています   いずれもフランチェスカが自宅でラジオを聴いているシーンで,1曲目はベッリーニの歌劇「ノルマ」第1幕からノルマの「清らかな女神」です   この曲は,ローマ帝国の支配に反乱を企てているガリア人たちが勝利の祈りを捧げる中で,密かにローマの将軍ポッリオーネを恋人とするドルイド教の巫女長であるノルマが,月の女神に平安を祈るカヴァティーナです   何となく,この映画の物語の行く末を暗示するような選曲です   ただし,ノルマは火刑台に送られますが,フランチェスカは日常生活に戻ります   なお,この時にラジオから流れていたのはマリア・カラスの声です.歌声を聴けばカラスだと分かります   彼女以上の個性的な声はないからです

また,2曲目はサン=サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」第2幕からデリラのアリア「あなたの声に心は開く」です   この曲は,エホバから霊力を与えられたサムソンのために,パレスティナからの敗退を余儀なくされたダゴンの高僧から,サムソンの怪力の秘密を探れと命じられたペリシテ人の妖女デリラは,サムソンから神に背いても愛するという告白を勝ち取って,喜びを歌う愛の歌です   映画では,すぐに子供たちがラジオのチャンネルを変えてしまいます   これも何となく,この映画の物語の行く末を暗示するような選曲です   言うまでもなく,この歌もマリア・カラスが歌っていました   オペラ界のBC(紀元前)・AD(紀元後)は,BC(ビフォア・カラス),AD(アフター・ディーバ)と言われています   いずれにしても,絶妙の選曲だと言えるでしょう

 

     

     

コメント
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