今日12月8日は毎年書いていますが開戦記念日ですね。もう一年経ってしまったか・・歳を取ると一年は早いです。ハワイ真珠湾への奇襲攻撃は毎年何度も書いてきましたが、日本軍は陽動作戦を立案するのが常で、ハワイ以外にフィリピン、マレーへの三方面同時攻撃が決定されていた。マレー方面は航空基地確保を目的に陸軍第二五軍(山下奉文中将)の上陸部隊(船団)はすでに12月4日に出港しており、警戒するイギリス軍機の索敵も頻繁となっていた。フィリピンへの我が軍の偵察は大艇隊によって4日より実施され、こちらも厳重な電波封止の中でも意図を察知した敵の哨戒も厳重となっていた。特に真珠湾は奇襲であったが、フィリピン、クラークフィールド基地への攻撃は時差の関係で完全に強襲となり、しかも、出撃の台湾基地が早朝濃霧のため予定よりもさらに出撃が遅れるというハプニングもあった。すでに作戦行動は12月8日より前に始まっており、イギリス、アメリカも、日本軍が攻撃して来ることをすでに察知していたということです。
で、ドイツが東西に分かれていた頃の東ドイツで作られたヴェラです。構造は簡単ちぁ簡単ですが、そこは共産圏の国、簡単ではない部分もありすね。現存はシャッター不調のものが多いですが、シャッターを分離するためには裏側のリングナットを緩める必要があります。しかし、鏡胴部分に巻上リングがあるためか、このリングナットが強く締まっていて汎用の工具では緩みません。ではと、φ30の塩ビパイプをスリ割り部分を残して削り、簡易の工具を作りました。めでたく緩めることに成功。
シャッターはプレストールRVSで、困ったことにこのシャッターはスローガバナーがすべてネジ留めではなくカシメられているので分離洗浄注油が出来ません。絶対に故障しないという自信か、使い捨て思想なのかは知りませんが、後のサービス性は考慮されていないようです。ガタパシャさんもブログで書かれていますが修理不能ということですね。まぁ、何とか動くようにしますが・・
厚い鉄板のバックプレートを取り付けて本体とドッキングします。カメラ側とのリンケージはペンチで曲げて位置合わせをしてあるという・・
巻上げのリングがキィーキィーと異音がしてスムーズに回転しませんね。ちょう度の低いグリスを薄く塗布します。スプロケット、スプール軸を作動させるリンケージ部からの異音もあるようです。
がっちりとしたケースに入ったファインダーですね。プリズムが多用されていています。
トップカバーは本体との密着を上げるためか、中央部が狭く矯正されています。距離計窓枠がポロっと落ちて来ましたので再接着をしますが、良く見ると保護ガラスをスムーズに引き込むため片側が面取りをされていました。画像は反対です。
シンプルな設計と言えばそうですが、吊環はネジにネジロックのような緩み留めを塗布しただけですね。日本人の設計なら頭にスリ割りを入れるとか、丸ではなく多角にするとかするんじゃないかな?
レンズは交換式。Tessar 50mm f2.8ですが、かなり曇っていますね。