なぐも 友美公式ブログ~皆さまとの出会いに感謝!

「にいがた県内専用バスガイド」「観光ガイドタクシー運転手」日々のお仕事やプライベートの日記をお届けします♪

準備量=お客さま満足度

2012年06月09日 | なぐも友美とは?
私は、昔から本当に忘れっぽい。

車に乗って、エンジンかけて、いざ出発!と思ったら、忘れ物に気が付く
玄関の鍵を開けて、部屋に戻って忘れたものを持ち出して、車に乗って出発!

500メートルくらい走った所で、また、忘れたものに気が付いて・・・
ほとんどの場合、出かける時には、一回では出かけられない。

出かけたと思うと帰ってくるので、この私の行動は、家族中でも定番の認識と化している。
もちろん二度目は、「行ってらっしゃい」なんて言ってもらえない。

小学生の頃、地元の新聞に「将来の夢」の記事が載るかもれないという原稿を
書いてくる宿題が出された。
珍しく集中してとってもいい原稿が書けた。
「これなら選ばれる自信がある!!」
と思ったのに、次の日、その原稿を学校へ持っていくことを忘れて、とても悔しい思いをしたことがあった。

会社員時代のバスガイドをしている時には、実にこの忘れ物が多かった。
持って行かなくちゃいけないネタ帳をことごとく忘れてしまうのだ。

ガイドのネタ帳は、都道府県別で作ってある。
1回の乗務で、2つの県にまたがる場合は、2つのネタ帳を持っていかなくてはいけないのに
1つしかネタ帳を持っていかないから、さぁ大変だ。

峠道を越えて、県境を越えたとたんにネタ切れとなる。
電源が落ちたように、シーン・・・
この沈黙の時間ほど、怖いものはない。

台数口の時には、お客さまが観光施設の見学やお昼ご飯中に
別な号車の先輩から、必死にネタ帳を写させてもらったりしたものだった。

「どうして、持ってこなかったの!」

先輩、そのように言われましても・・・
勝手に消えて無くなったとしか思えない。
準備したのに、ちゃんとバッグに入れたのに・・・世にも奇妙な、超不思議現象。。。

とある日の超不思議現象では、
群馬県の吾妻渓谷のある辺りは、長野原町という地名。
なぜか、長野県のネタ帳が入っていたこともあった。当然、群馬県のご案内ができるはずがない。


そんな私に、あることを気付かせてくれる大事件が起きる・・・

斎藤家別邸開会式

2012年06月09日 | 今していること
一昨年の初夏。初めて斎藤家別邸におじゃました。

新潟市中央区のど真ん中。
町の雑踏から、かけ離れた世界があった。

回遊式庭園に滝があって、離れに茶室、母屋に蔵。空を仰ぐと新潟市の高層ビルネクスト21が私をを覗きこんでいた。

私と市役所の方が二人だけで、人気はなく、迎えてくれる人もいない。
かつては、何人もの使用人がいたであろうゴージャスな商家なのに、
池に住む亀が管理人を務めているようだった。
数分いるだけで、藪蚊に刺された。

町の中心部に、このような素晴らしいところがあるんだ。。。

ただ、伸びきった庭の木々、腐った屋根、藻が生えた緑色の扉。時計が止まっている、ゴースト屋敷のようにも見えた。

保存委員会が立ち上がり、09年に署名活動をして。新潟市が保存を決定した。

私は、活用委員会の委員になった。
建物やお庭、保存会、町内会、建設会社を含めた活用委員会。

何度も何度も、話し合い、
ついに明日、一般公開を始める。


特に、二階から座って眺める庭園は、心に落ち着きを染み渡らせてくれる。

新潟市にお越しください。