今日(8/15)は終戦記念日。今日の北日本新聞社説の中央見出しに、~「反戦」今こそ高らかに~とあり、社説上段のサブ見出しに~戦争を知らない私たち~となっていました。たぶん!?社説の担当者も戦争を知らない世代なのだろうと推測できます。
社説の冒頭、~もうこの歌さえ、知らない子供も多いだろう。~と書き出して、我々世代には懐かしいジローズの反戦歌「戦争を知らない子供たち」が紹介されていました。
社説を読み進めると自分の浅はかさを戒めるような(戒められるような)気持ちになりました。現在の国策としての「国防論」をどこか容認せざるを得ないという気持ちがあったのは事実。そのような気持ちの中に、社説は、国際情勢不安定化を背景にする防衛費増額等の軍拡競争を戒め、~これはいつか来た道ではないか~と指摘しています。
冷静に考えれば、まさにその通りなのです!!かつて保護貿易主義に世界が動いたことなどを含めて同社説は、~ブロック経済と軍拡競争の果てに起きた大戦の歴史を見れば答えは明らかだ。~として、力による世界の安定への道筋を否定していました。
ウクライナ問題や中国・北朝鮮等の驚異から、我々もついつい防衛費増額をはじめとして「反撃能力」という「攻撃力」を容認するかに見える世論形成をも警戒して行かねばならないのではないかと考えさせられたのです。
同社説は、~戦争を知らなくても、歴史に学ぶことはできる。~と、ジローズの歌を引用しながら、~青くさくていいじゃないか。平和の歌を口ずさもう、反戦を叫ぼう。~と結んでいました。78年目の今日、私も少しばかり冷静になれたような気がします。(土)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます