これは、今日(3/3)の北日本新聞社説の見出しです。先般より厚労省「統計不正問題」の関連ニュースが絶えませんが、衆院予算委員会で野党が言ってきた通り社説も断罪しています。
社説の冒頭から~こんな報告書では、国の行政に対する不信感をさらに増幅させるだけである。~と、書き出しています。社説はさらに、~(再調査報告書で隠蔽ではなく虚偽説明とした)こうした詭弁のような理屈を堂々と振りかざすのでは、調査そのものの客観性が疑われるのは当然だろう。~とし、「紛れもなく隠蔽と言える。」と言い切っています。
さらに社説は、しつこいほどに~(厚労省担当課の独自判断や怠慢で不適切な取り扱いがなされてきたとの認定は)こうした行為を組織的隠蔽と言うのではないか。それを、「虚偽説明」としたり、「不適切な取り扱い」とするのでは、あきれるほかない。~と、こき下ろしいています。(当然でしょう!)今日のNHK日曜討論でも野党は、厚労省の統計不正、そして特別監察委員会調査報告書等の一連のデタラメぶりを追及していました。(これも当然です!!)
社説は、~(なぜ不正が行われたのか)真の要因を明らかにしないまま、問題をうやむやにすれば、今後も不正が繰り返される恐れがある。~と心配し、~(これまでの財務省等官庁の不正問題を指摘し)このままでは、国民の行政不信は解消せず、深まるばかりだ。~と、結んでいました。(まさにそう思います。) (土)