にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【その他】「講談まつり」

2012年12月24日 | STAGE
「講談まつり」(2012.12.23 動楽亭)
-演目-
旭堂南舟さん 赤穂義士外伝「松浦壱岐守」
旭堂南青さん 義士銘々伝「赤垣源蔵徳利の別れ」
客席参加座談会 「忠臣蔵の嘘と誠」
旭堂南左衛門さん 義士銘々伝「三村の薪割り」
旭堂南北さん 「夜もすがら検校」

えーっと・・・とうとう講談まで行っちゃいました。以前から興味あったんですけどね。私に落語にハマるきっかけを作った友人からのお誘いで、しかも「忠臣蔵」。そそられますって・・・。
行ってびっくり満員御礼。ところが、主催側の講談師さんたちの方がこの入りに驚いているというなんとも妙な会となってました(笑)。

まずは落語で言うところの前座さんにあたるのかな?落語と同じく羽織なしの旭堂南舟さん。「松浦壱岐守」。松浦って言ったからこれ歌舞伎でいうところの「松浦の太鼓」なのかな?と思ってたら全然違いました。あまり面白い話ではないですね。(^-^;
次は旭堂南青さん。男前です。追っかけがついたっておかしくないんじゃないの?というくらい男前です。講談だからつかないのかな? お話は有名な「赤垣源蔵」これは映画やドラマでも必ず入れられている話だし、単品で映画もあるくらいですから、完全に話は知っている。いい話ですよねぇ。前のご婦人泣いちゃってたよ。

続いてガラっと雰囲気は変わって、南舟さん司会進行で南左衛門さん、南北さんとで「忠臣蔵の嘘と誠」という座談会。まずなぜ吉良は浅野をいじめたか?一番多いパターンが賄賂が少なかった。というものらしいんですが、実際、浅野さんはこの回だけではなく以前もこの饗応役ってやってるから違うだろう。塩の精製方法を教える教えないというのもあるけど、これもどうかなあってことだったんですが、ここで話には出なかったんだけど、「仮名手本忠臣蔵」では浅野の奥方に吉良が横恋慕というのなんだけど、この場で話に出たのはお小姓説!?奥方ではなくお小姓に横恋慕だそうです。世の腐女子が喜びそうですな。でもここで一つ問題が吉良さん一体いくつなんだ?ってこと。ま、結局は原因はっきりしないんですよね。
そしてもひとつの嘘がこの座談会の前にご婦人を泣かせた「赤垣源蔵徳利の別れ」。これ実は赤垣源蔵って下戸だったって(笑)。しかも兄もいないとか(笑)。
嘘でも誠でも物語を完全に知っていてもつい見てしまう「忠臣蔵」。すごい物語ですよ。

座談会後に登場は旭南左衛門さん。ご本人がNHKの染五郎さんの「細川の血達磨」に出たという話をなさって、「ああ!」と初めて気づいた(笑)。そうだそうだこの人だったよ。
「三村の薪割り」主人公は三村次郎左衛門。誰この人?って感じなんですが、四十七士の一人らしい・・・。講談で聴くと面白いけど、これは映像にはなりにくい物語ですね。映像で見て面白いか?と言われると面白くないもん(爆)。やっぱ映画にしろお芝居にしろ、ちゃんとそのあたりは考えられているんですねぇ。講談で聴くとすごく面白かったんですよ。でも絵ではみたくない。絵で見て面白いとは思えない。

トリは旭堂南北さん。なぜかこの方だけ「忠臣蔵」とは関係のない「夜もすがら検校」というお話。うーん・・・。忠臣蔵で盛り上がってる私にはちょっとイマイチだったな。

とりあえず初講談。堪能しました。これで講談も経験したからもういいや(笑)。浪曲は聴いたことあるし・・・。落語はもちろん歌舞伎も文楽も経験済み。能も行ったしな。あとは・・・大衆演劇だけか。案外これが一番ハードル高かったりする(笑)。


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