にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

ダンダンブエノ『トリデ~砦』

2006年07月05日 | STAGE
時は、ノストラダムスの大予言が当たっていたら40歳という年齢を迎えずに人生を終わってしまったであろう若者がいた時代。場所は千葉県。今までまともに楽器なんて弾いたことがない連中が、夏に企画されている地元の「ザ・さんふらわあ祭」でライブ演奏をしようということになりとりあえずは合宿で練習を・・・と人気のない海辺にある合宿所に集まった。今は若くないおじさん、おばさんのとにかくただただ若かった(笑)、という凝縮の2泊3日の物語。
いやぁ~、楽しい舞台でしたよ。まず設定が自分の年代ぴったんこで、おまけに音楽絡みですから、いろいろ同化するところもあって、考え方や行動って確かにこんな感じなとこあったよなぁ~。とお芝居観ながら思わず遠い目になっちゃいました(笑)。
それにやたらとちりばめられるBGMがこれまた年代指定のツボミュージック。なっつかしぃ~!! そうそう、劇中突如みんなの前から姿を消した一人の生霊だか、幻覚だかか現れるシーンにかかるのが『天国への階段』。やっぱここのシーンはこの曲だろう!ってきっとウケ狙ったと思うんですが、これは「グッジョブ!」でした。あ、それとライオネル・リッチーのレコードのジャケットを見たときばんばひろふみそっくりで驚いたというセリフに大受けしてしまいました。(^^;) 
お芝居&生演奏。2時間10分。堪能させていただきました。
ただねぇ~・・・(ちょっと冷静モード)この舞台、ダンダンブエノが好きっていう人じゃなくって、80年代の音楽なんて興味なくって、って人が観たらどうだっただろうなぁ~って気はします。お芝居としては前回の『礎』(BSでの観賞ですが)の方が出来栄えとしては上じゃないかなぁ~なんて気がします。まぁねぇ、慣れない楽器とお芝居の両方はちょっときつかったかもしれませんね。楽器手にするとみなさん素なんですもん(笑)。ただパンフレットを読んでいるとこれがダンダンブエノなんですよね。(^^;) 
来年の公演の予定もたっているようで、一体今度は何が出てくるのか・・・楽しみです。このままサックスを続けるようなことをパンフレットの中で語ってらっしゃる近藤さん。来年の公演では劇中では無理だったとしてもぜひともカーテンコールで一曲披露していただけるとうれしいんですけどね。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。